評価:★★★★☆ 4
時はおそらく近未来。
"大陸"と"島々"の戦争が休戦して十数年。
"島々"の勢力圏は、戦争中使用された兵器の影響で異形化した生物の跋扈する魔境と化していた。
所属していた組の解散をきっかけに山狩師(やまがりし)の久慈栄輔(くじえいすけ)は芥村(あくたむら)から八裂市(やつざきし)にやってきた。
そこで栄輔が見つけた新たな仕事は武装貨物列車轟号(とどろきごう)の機銃手の仕事だった。生態系の破綻した世界を舞台に陸上運輸に挑むある人々の物語。
※この作品は「カクヨム」にも投稿しております
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
軽い気持ちで読ませて頂きましたが、本当に引きずり込まれる様に読んでしまいました!まず感じたのが独特の凝られた設定と緊張感の有る世界観です。戦前の日本を感じさせるアキ○の様な時代背景と、竜や巨大カニが襲い来るファンタジー要素。それらが見事にマッチしています。武骨な武装列車や装備類も心奪われます。玉トンボとか粒子力線銃とか……良くぞこんなの思い付いたな、と作者さまの想像力に感嘆しました!何よりキャラクターが皆、武骨かつ人間臭さがあり、そして人情味が有りとても魅力的です!まだ序盤の方ですが、魔法の様に引き寄せられる強い魅力を感じられます! 是非皆さんも読んで見て下さい!