評価:★★★★☆ 3.9
【完結作】
旧題: Across Worlds ~未知の世界に関する研究~
22世紀の世界は平和だった。
エネルギー問題は解決され、世界からは戦争がなくなり、多くの国は一つにまとまった。
満ち足りた世界。
それでも人々は永久的な発展を望み、さらにその上の世界を目指し続ける。大企業アルファルで研究者として働いていたルイ・エリクセンは、会社から無茶な研究テーマを言い渡されてしまう。
諦めずに取り組んだ結果、幸運にも今までに報告されていない新発見をする。
その研究を進めていくと、どうやら自分のいる世界とは別の世界と交信ができることに気が付いた。
しかし、そんな御伽噺のような研究を会社が許すはずもなかった。
安定した地位で研究を行うか、自分のやりたいことができる場所に行くか。
そんな悩みを抱えながら、企業だけでなく大学や、別の世界をも巻き込んで、ルイの研究は進んでいく。そして、舞台は現世とは異なる未知の世界へと移っていく――
日間SF(空想科学)9位!(2018/11/13)
週刊SF(空想科学)11位!(2018/11/16)※完結してます
お時間のある方はご感想かご評価を何卒よろしくお願いします。
評価は最新話の下よりすることができます。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
異世界ものとして導入部分が凄く丁寧に描かれている、それは長所でもあるし、面白さが解るまでページ数がかかるという短所でもある。作品の風呂敷としては、まだまだ話を膨らませることも出来るので、長所を生かして長く丁寧に連載をすればいい作品になると思う。魔法の設定にはしっかりとした理屈がつけられており、それが話に重みと独自性を加えている。この辺りに作者の力量の高さを感じた。悪役のバックボーンに1話まるまる使われていて、そのキャラクターの魅力を伝える役目を十分にはたしている。上手にレビューかけないけど素敵な作品です。是非読んでください。
会社からの辞令で始まった研究は偶然により本来の目的から外れていき……。そして始まったのは別の世界との交信!?最初の内は研究も始まったばかりだから物足りないなと思わせるものだが、だからこそ、そこからどうなるの? と話に引き込まれます。話が進めば研究が進み別の世界との交信もスムーズになり交流も進む、そして別の世界との交流には、ロマン溢れていて……とてもドキドキわくわくさせられて……でも、それが引き起こした事態は……あぁ! 続きが気になる! そんな作品です。