評価:★★★★☆ 3.9
ごく普通の女子高生、洲崎真琴(くにさき まこと)……彼女の父親は痴漢の冤罪を掛けられた末に命を落としてしまう。
父を痴漢呼ばわりした相手が、自分と同じ高校に通う女子生徒だと知った真琴は、彼女の恋人を寝取るという最悪の復讐を思い付いた……!
(全5話構成。完結済み)
話数:全5話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
完結日:2019年2月9日
作者:大月秋野
ごく普通の女子高生、洲崎真琴(くにさき まこと)……彼女の父親は痴漢の冤罪を掛けられた末に命を落としてしまう。
父を痴漢呼ばわりした相手が、自分と同じ高校に通う女子生徒だと知った真琴は、彼女の恋人を寝取るという最悪の復讐を思い付いた……!
(全5話構成。完結済み)
人は誰しも、先の見えない不安の中で生を謳歌している。 『いつ』『誰が』『どのように』『何を切っ掛けとして』安穏とした生活の崩壊を迎えるかは、誰にも分かり得ない事であろう。 この物語は、そんな世の中の不条理や理不尽さを題材とした物語だ。 主人公である女子高生の『真琴』は、ある切っ掛けからいつもの日常を失ってしまった。自分の知らぬ内に手のひらから零れ落ちた、当たり前だった家族の団らん。 真琴は誓う。必ず復讐してやる、と。 意外と身近にいた復讐相手と、真琴の復讐に端を発した恋愛模様。これらの織り成すこの物語の核は、『普遍的』な事だと私は思う。 復讐の因果を巡る、普遍的な日常の光と影。 是非とも一読して貰いたい一作である。