２９歳独身は異世界で自由に生きた…かった。

良い作品ではあるのですが、主人公が些か身勝手で自己中心的すぎるのではないかと思います。特に、最初にヒロインと揃って、王国非正規部隊に襲われた後も王国自体を嫌悪している様子が見られます。団長が説得するために話していた通り王国内部にも組織の違いがあり、勢力の違いがある、主人公ほどの年齢ならそれも理解した上でヒロインと共に生き残るための最善手を探すべきです。しかし、そこで憤っていては、まるで子供のようでとても観ていられません。もっと言うと、その王国非正規部隊だって上の指令を受け実行に移したはずです、暗殺者というのは、なりたくないのに育てられ、やりたくないのに「殺せ」と言われる、逆らえば自らが仲間の手によって殺されるため、逃れることが出来ない訳です。そんな事も理解出来ずに、自分の良いように解釈し、散々暴れ殺した挙句に女性隊員をレイプ とは、そんなもの人間ではない。結局主人公は悪逆か蛮族かただのクズ

押しかけ女房・・・この言葉から興味本位で読み始めたのですが、これは面白い。主人公もチートすぎるのですが、ヒロインとの結ばれ方が他の作品にはない斬新さがあり、一瞬にしてファンになってしまいました。常識と異世界の常識を引っ掛けた展開などは素晴らしくうまいもっていきかただと思います。ストーリーが進むにつれて隠されていた伏線が光り始めます。食い入って見てしまう作品なのでお勧めです。ヒロインが素敵すぎ！