評価:★★★★★ 4.5
――私、『初天神』で彼を笑わせたいんです!!――
視力を失うと宣告された少女は、惚れた男の笑顔を記憶するために、人間国宝である落語家に弟子入りをした。だが結局、彼女の恋は突然終わりを迎えてしまう。――それから十年、二つ目となった『冬風亭小雀』は類いまれな落語の才能と破天荒な性格で周囲を振り回しつつ、明るく楽しく生きていた。
そんなある日、彼女にイケメンのファンがついたことから、停滞していた恋が動き出して……!?※勢いだけで書いた日常系の緩いお話です。章ごとに視点が変わります。R15は念のため!
話数:全30話
ジャンル:ラブコメ
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
『ネットレビュー大賞応募レビュー』『私の目が見えるうちに乳首見せてほしい』 好きな人にいわれりゃ考えざるを得ないが相手は子供で女子高生。 我らが小雀姐さんは天才だ。天才だから周りの事なんてわかっていないし、好きな事以外には目にもはいりゃしない。人間国宝の師匠だって平気でいじる。まるでなろうの読者じゃないか。 恋は盲目と言うけれど本当に目が見えなくなるなんてな小雀姐さん、目が見えるうちに好きな人の笑顔をみたいと大暴走、家宅侵入を果たすなんてあんた落語家になれるシャレっぷりだよ。落語家にされました。今では小粋なかけあいを師匠と言い合う仲に。いや、恋人とかけあいたかった。何をと聞くな。未成年で拒否られた。 小説世界は見えないから書くしかない。 落語の江戸は観たことないから心に描くしかない。 恋が盲目おれらもめくら。見えない未来に瞠目の一席は必見ですよ。
小雀さんの落語の始まりだよ!この作品は、落語を主題として濃密な人間関係を繰り広げつつ恋をするといったお話です。小遊三師匠(名前出していいのかな)に恋をしていた小雀は、とある人にも恋をしていた。でも――。人間国宝の師匠、ゴリラの同僚、と多彩な人物が登場します。落語といってかたっ苦しいことはありません。どうぞ読んで笑って、小雀の可愛らしさに胸キュンしちゃってください!