評価:★★★☆☆ 2.5
沢井登はフリースタイルスキーにおける、若干19歳ながらも日本モーグル界のエースである。ただ一人ワールドカップツアーを転戦し、初挑戦の中善戦している。今回、ワールドカップ全8戦中の第7戦の為に日本に帰国してきた。会場は舞ケ岳スキー場。
全日本代表チームのオフィシャルサプライやーである「ニシムラ」から派遣されている櫻田京子は、登のサービスマンを担当している。その完璧なチューンアップ、厳格な性格から、まだ若い登のお目付け役としての働きもある。
今回の大会に「ニシムラ」は、元来の板のサプライについで金具のモーグルモデルを発表、代表チームの登にサプライしたが、実は強度と安全開放の面で熟成されていないことが隠されていた。
一方登は、舞ケ岳到着早朝にゲレンデに繰り出し一人プライベートスキーを楽しもうとしたところ、同じことを目論んでいた長髪の一人の少年に出会う。一平と名乗るその少年は、地元のスキーチームにも入らず一人で新雪や激しいコブ斜面を滑るのが好きという。登も一平と気が合い、櫻田の目を盗んでは一平と滑りにいくことになるが……。※本小説は「カクヨム」にも同タイトル・内容の小説を投稿しています。
話数:全6話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:全年齢対象