評価:★★★★☆ 4
禁断の恋に身を焦がし、来世で結ばれようと固く誓い合って二人で塔から身投げした。そうして今生でもめぐり会い、せっかく婚約者同士になれたのに、国の内乱で英雄となった彼は、彼女を捨てて王女と王位を選んだ。
最愛の婚約者である公爵デリアンに婚約破棄を言い渡された侯爵令嬢アレイシアは、裏切られた前世からの恋の復讐のために剣を取る――今一人の女の壮大な復讐劇が始まる!! ■おかげさまで完結しました■
※アルファポリスに重複投稿。
※番外編追加予定※
話数:全34話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
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職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
愛されたい侯爵令嬢。力を欲する名門子息。疑いを知らぬ王子と、プライドの高いお姫様。子どもの時間が終わったとき、4人の運命の歯車は『軋み』始めた。「貴方の愛も誓いも、全部嘘だったの……?」婚約者の手酷い裏切り行為に、自暴自棄になる主人公。しかし、「―――お前のことが無性に気に入った」思わぬところから協力者が現れ、事態は急変する。囚われの王子を救い出し、他国の縁者を頼り―――彼女は復讐の狼煙を上げる。愚か者たちの辿りつく末路とは―――?『侯爵令嬢は破滅を前に笑う』彼女は復讐を果たすことによって救われるのか。救われたのか。※この作品は始終不穏でダークです。※キーワードをよくご確認ください。
現世で満たされなかった人たちが転生する異世界。主人公アレイシアもそんなひとり。だが運命の歯車が狂い彼女は復讐に立つ―― 持ち主の強い意志と呼応して覚醒、形態を変化させる守護剣は、代々伝わる武器というだけではなく共生体のようです。その覚醒がひとつの見せ場となっています。冥界の存在など独自の世界観が徐々に明かされるにつれ、物語の奥行きが広がってゆきます。 文庫一冊分ほどで完結済みのため読みやすいです。しかも読み終わったのち別の物語に広がる余力も持ち合わせています。 アレイシアをめぐる謎めいた魔法使いカエイン、幼なじみのセドリック、そしてかつての愛するひとデリアンとの人間模様は、わずかに定石を外したドラマが先読みを許さずサスペンスフルで飽きさせません。 惰性気味の更新に飽きた、最近「結末」に触れてないなというかた。物語が完結するちからを味わってみてはいかがでしょう?
最初に断っておきますが、このお話はいわゆる「悪役令嬢もの」ではありません。主人公は転生者ですが、現代人からではなく悲恋の果てに死んだ悲劇のヒロインが転生しています。そして、その悲恋の相手と今世でこそ結ばれると信じていた幸せの絶頂から、婚約破棄という地獄に突き落とされます。そして、その地獄の底から、復讐のために立ち上がり、ありとあらゆる手を使って、自らを裏切った前世からの運命の相手に復讐をもくろみます。その過程で、家族が、幼なじみの親友が、彼女を慕う凄腕の魔法使いが、彼女の復讐に巻き込まれ、悲惨な運命に落ちていきます。そう、これは「物語の悪役令嬢に転生してしまった」少女の物語ではなく、まさに後世に「悪役令嬢」として語り継がれるであろうひとりの少女の物語なのです。彼女の復讐が果たしてどのような結末を招くのか、ぜひ最後までご覧になってください。
第二話……母親無双第三話……略奪者エルメティアにもっと悪意があって欲しい第四話……そして淑女アレイシアは死んだ第五話……来た! 来たぁぁぁぁ!!第六話……死んだ淑女は己が封じた血を開放す第七話……女傑と悪魔と廃太子第八話……それは零が一たりえる一幕第九話……冷酷な言葉、それは淑女が取り繕う事をやめた証第十話……物語はまた動く。無垢な仮面を淑女はかぶって第十一話……悪魔の黒翼は金獅子の咆哮をも通さない。否、ソレは淑女が受け付けない故か第十二話……温度差、実情を知る淑女と、印象で選択した淑女の家族ここまでが、本作品の流れです。全然分からない、ですって!?なら……第一話を、まずはお手にとって読んでみてください!胸が苦しくなります。だから引きこまれます。「人は、ここまで変わるのか!?」そう驚く事間違いなし!
はるか昔、どこかの国で、美男子カスター公デリアンとの許嫁という、恵まれて、幸せでルンルン気分で、生まれ育ったアレイシアが、とんでもない裏切りにあうのであった。 何と、デリアンは麗しの姫、エルメティアと婚約してしまうのだ。 あまりの悲しさに、一度は自殺を考えたが、それも叶わず、もうこうなったら、やれるところまでやってやるぜ! 復讐!? オーライ! イエイ!ロッケンロール! 300歳の魔術師で、恩師でもある、カエイン・ネイルと一緒に、エンヤコオオオラ!もひとつ、おまえに、エンヤコーラ! といって、グツグツと魔法の鍋で、アレイシアが凶悪な笑みを浮かべ、復讐に使う謎のスープをかき混ぜるお話です。