評価:★★★★☆ 3.6
【書籍】『ボクは絶対にひっかからない!』(ポプラ社)刊行記念小説!
中学二年生の浦部裕輝は、元々重度な中二病を患っていたが、『とある事件』がきっかけで中二病を克服し、笠谷佳鈴という彼女もできた。
しかしクラスの人気者である佳鈴と、窓ぎわでいつもボッチな自分とでは、明らかに釣り合っていない。
もちろん親友以外の誰にも自分たちのカンケイを話せるはずもなく、「本当にこのままでいいのか」と不安な毎日を送っていた。そんなある日のこと。
『深夜になるとみなみ公園ですすり泣きが聞こえる』とクラスの女子たちがおしゃべりしているのが耳に入った。どうやら幽霊のしわざなのではないかということだ。
大の幽霊嫌いである裕輝にとって耳をふさぎたくなるような内容だが、あろうことか佳鈴がこう宣言してしまったのだ。『なら、わたしが幽霊の正体を確かめてくるよ!!』
と……。
こうして裕輝はいやいやながら、佳鈴とともに深夜のみなみ公園へとおもむく。そこで遭遇したのは、幽霊……。
ではなく、地面を這いつくばって観察している奇妙な高校生、『粘菌探偵』こと、日影シメジだった――。果たして彼らは『みなみ公園の幽霊』の正体をあばくことができるのか!?
『ボクは絶対にひっかからない!』(ポプラ社)に収録される二作品、
たまり先生著『粘菌探偵、日影シメジの推理ノート ~事件の謎はすべて粘菌が教えてくれる?~』、
友理潤著『少年少女に告ぐ! 黒板に落書きをすることなかれ!』
のコラボ!是非、お楽しみください!
※この作品だけでもじゅうぶんにお楽しみいただけます!
話数:全7話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:全年齢対象
青春 それは 君が見た光…… いや、歌うところでは無いな、歌うところでは無い……(四十肩を揉みほぐしながら 中二真っ盛りの裕輝は、美少女クラスメイト佳鈴との密かな交際もいそしむ、スーパー健全男子探偵であるッ!! そんな彼のもとに、近くの公園で「幽霊」が出るとの噂が舞い込み、彼は彼女の無茶振りによって「事件」に巻き込まれていくのでありました…… 思春期の瑞々しさが随所にうかがえる爽やか短編です。 あやしげな粘菌探偵とその相方の絡みも相まって…… 青春の光 羨ましい 粘菌よりまぶしい…… いや、歌う場ではなかった。ここは歌う場ではないのだ……(四十肩をこづき回しながら まあ何だ。とにかく言いたいことはですな…… 友理さん、お誕生日おめでとぉぉぉぉぉぉぉぁうッ!!(この言葉が言いたかった
青春における難病・中二病を完治した、と自分では言い張る主人公・浦部裕輝は、自慢の彼女・笠谷佳鈴とともに【とある謎】を解き明かすべく、深夜の怪しげな公園へと足を踏み入れる。女の子にカッコいいところを見せたい!でも、やっぱり。怖いなぁ…なんて心臓をバクバクさせながら、駆け出しの探偵?は巷の噂に眠る真相に迫るのだ!!!というお話です。友理さまは『太閤を継ぐ者』で書籍化デビューを果たした小説家です。本作も2019年3月8日発売の『ボクは絶対にひっかからない!』に関連した物語なようで(まだ、こちらは拝読してないので汗)。主人公が中学生ということもあり、非常に柔らかい文章で紡がれております。わたしが中学生の頃はたぶんこういう視点で日常を見ていたのかな〜〜なんて思い出しながら読みました。ほっこり系の作品です♪ ぜひご覧くださいまし(о´∀`о)→あ、書籍のほうもよろしくね☆