カナリア~やっかいな彼女~ 完結日:2019年4月14日 作者:津蔵坂あけび 評価:★★★★☆ 4 大阪、天王寺の駅前交差点、弾き語りで歌うシンガーソングライター、カナリア。毎日のように彼女のもとに足を運ぶ僕に、彼女は身を預けて来た。とまどい、一度は突き放すけれど―― エブリスタでも並行連載しております。 話数:全43話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 男主人公 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 日常 注意:R15 残酷な描写あり なろうで小説を読む
この物語はとても純粋だ。だがどこか邪であり、しかし明解で、そして美しい。そんな表現がピタリと当てはまる。路上ライブはそう珍しいことでもない。そこそこの都会であれば大抵駅前で見ることができるだろう。投げ銭(おひねり)を入れていく人間も珍しくはない。私も入れたことがある。しかし歌声に惚れて幾度も通い、幾度も投げ銭をして、その結果『歌姫をお持ち帰り』するというのは、あまり例にないだろう。それも『命を狙われている』と言われて……。舞台設定、描写、展開、キャラクター像、セリフ、そして歌詞。すべてが紛れも無い一級品です。自信をもってオススメします。
ごく普通の工場勤務、三島功太朗。彼はいつものように大阪、天王寺の駅前交差点に足を運ぶ。 カナリアというシンガーソングライターの歌を聴く為に。 そして演奏が終わると……「お願いがあります。……少し、一緒に住まわさせてくれませんか」 カナリアと名乗る彼女から出た突然の言葉。戸惑いながらも受け入れてしまう。 謎に包まれた彼女に振り回されながらも少しずつ心惹かれていく三島。そして一緒に時間を過ごす中で、彼女もまた三島に想いを寄せていく。 彼女の全てを受け止める覚悟で、遂に三島が気持ちを伝える。「木戸さんのことが、好きだからっ」 三島の告白を受け、重い口を開く。「私は、ーーしました」 彼女から告げられた衝撃の事実。 そして少しずつ明らかになっていく彼女の素性。繋がる点と点……【カナリア~やっかいな彼女~】 この夏、最高の純愛ミステリーがあなたを夢中にさせる。