評価:★★★★☆ 3.8
【第1回ノベルアップ+小説大賞 一次選考通過】
【愛と勇気の物語】
「キミの子供が欲しいんだ!」
奇跡的に受かった国立の進学校、4月の桜の花びらが舞う校門の前、しかも入学初日の朝。さぁ! これからオレの何の変哲もない日常《ふつう》の高校3年間の生活が始まる!と思った矢先の出来事だった。オレはまだ名も知らぬ赤い髪をした美少女からキミの子供が欲しいと求められた。
あなたなら、たった今出逢ったばかりの彼女と子供を作りますか?速やかに『はい』か『イエス』でお答えください。さあ早く!
※この物語は説明《ナレーション》の人も容赦なく主人公+読者さんを無駄に煽ります(笑)またクラスで自己紹介しようと思ったら、お嬢様+メイドに邪魔をされオール普通のレッテルと夜のオカズを暴露され、自分の名前すら紹介できずじまい。オレ、この物語の主人公なのに『名前なし』ってどうなのよ? とほほっ……。
そして次の日、学校の門を潜るとなんとそこには本来あるべき『校舎』ではなく、RPGに出てきそうな『お城』が建っていたのだ。またアイツらの仕業か!? と思ったのだが……。
※ノベルアッププラスでも連載中
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
可愛らしいヒロインが多数、登場し、主人公が事件に巻き込まれていくという、一見、ライトノベルの体裁を取っているが、手法は芸術破壊運動(ダダイズムやヌーヴォー・ロマン、メタ・フィクションなど)のそれに類型している。話の筋らしき筋は無く、最終的にはラストへと向かい伏線が回収されていくが、起承転結という手法は存在しなく、また、登場人物達はストーリーという軸に沿って動く事は無い。だが、ひたすらに展開していくのは”コメディ”であり、読者の笑いを誘い、飽きさせる事は無い。筋を追うのではなく、感覚で読めば、そこには颯爽とした笑いが詰まっている。どのページからでも良い、是非、この作品を読んでみて、痛快な笑いと、自由に満ちた作品手法を楽しんでみるのは如何だろうか?
勢いがあって、圧倒される文章力。加えてストーリーは元気でハチャメチャで明るい。いきなり主人公にΓあなたの子どもが欲しい!」と迫るお嬢様。いたって普通の少年の主人公。何故に!?そして、二話目でいきなりタイトル回収という、意表をつく作品です。果たして彼に平穏な日は来るのでしょうか?…と言うか、なぜ彼は初対面の金持ち美少女にアタックされてるのか?当然、そこが気になるところですね。
まず、実力はあるのに敢えてプロットを書かないというところが凄いです!一応、他の小説でも確認しましたが、白い犬は流れるような文章タッチでグイグイ読めました。おそらくピカソやゴッホのように新しいジャンルを切り開こうとしているのかもしれません。まあ、小説歴数ヶ月の猫パンチには計り知れません!いずれは、ツイッターの質問で聞いて見たいと思います!それにしても、一日で5、6話進むペースはまさに神速といっても過言ではないですね!料理関連もかなりレベルが高いので、必見する価値がありますよ!
この作品を一言で言うとフリーダム!という言葉によって集約されると思います。それは表現の上でも展開の上でも当てはまります。文体なんてなんのそのと言わんばかりの表現、テンプレとは壊すためにあると言わんばかりほ予想を裏切る展開。こういったことは非常にエネルギーのいることです。まるで固体や液体がエネルギーを加えられると原子や分子の運動が激しくなり、相互の引力を無視して気体としてふるまうのに似ていると思いました。表現はここまで自由であってもいいのです!
最後まで読了。正直、「この話、本当に終わるの?」と、途中で首を傾げてしまう向きもあろうかと思いますが、本当に終わりますwというか200話目辺りからはマジで怒涛の展開なので、一気に読めてしまいます。(そこまで辿り着くまでが長いw)その辺まではボチボチのペースで読んでいても大丈夫です。グダグダっぷりを愉しむ姿勢で。いや、すごいですよ、まとめの勢いは。逆に、そこで好みが分かれてしまうかもしれませんが、僕は好きです。
ふむ。この作品は小説の基本的な書き方とはかけ離れていると感じました。だけど、これはこれでいいのでは? っと思う所もあります。 この作品の作者さんも言っている通り、文体とはなんぞやっ! と言う様な書き方でありながら、何も考えず読めるギャグ小説として成り立っているように自分には思えました。 まー自分は何も知らぬド素人ではあります。ですが、自分自身は面白いと考え、この物語には文体がどうのこうの言うのは野暮ではないかっと感じ、この小説を他の方々にも読んで貰いたいと、レビューを書いてみる事にしました。 ですので、どうか1度ご覧になって見て下さいなっ! お願いします\( ‘ω’)/ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ!!