評価:★★★★☆ 4.3
今年もまた彼女たちがやって来た。招かれざる客が……。昨年の攻防戦を戦い抜いた「わたし」が、今年も彼女たちからベランダの安全を守り抜くため、奮闘せねばならない季節が訪れたのだ。しかし、今年は様子が違うかも? この続編だけは書きたくなかったのに!! 笑いと涙と恐怖のハチ撃退エッセイ。「女王様とわたし ~とある攻防戦のゆくえ~」の続編。
話数:全4話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
家の中に虫が現れた! てってれれ〜。Gにしろアリにしろ、クモにしろ、ゲーム内の敵キャラとは違いますから、そんな状況を喜ぶ方はそう多くはないと思われます。何と言っても自宅は気を抜いている場所。わざわざ家族以外の不法侵入者とは仲良くしたくないのが本音です。とはいえ、彼らの方も生活がかかっているのでしょう、これまた必死なのです。ちなみに我が家は朝起きたら、とある部屋の中にミツバチが12匹いました。カーテンと網戸の内側にびっしりと……。(網戸は閉めていましたが、サッシの隙間から侵入した模様)もちろん、迷わず助けを呼びました。ミツバチですら数の暴力として襲いかかられたら諦める(業者さんを呼ぶ)しかないのです。しかし、このエッセイの作者さんのお宅を襲ったのはミツバチでありません。何と、あのスズメバチの女王様だったのです……。戦いの結末は、どうぞ読者様がお確かめください。
舞台は、春うららのベランダ。咲き誇るバラを愛で、実り始めたイチゴの食べ頃を考える。そんな、日常のささやかな至福のひとときをかき乱すように、今年も現れた招かれざる客。ベランダに忍び込み、本能に従って営巣する、その警戒色でスレンダーな彼女は、まさしく女王様。さぁ、こうなっては、時間との勝負です。なにせ、巣が完成する前に女王様を退治しなければ、彼女の護衛たちがやってきて、素人では手が付けられなくなりますから。ベランダの平和を取り戻すため、作者夫妻は装備を整え、果敢に戦いを挑むのであります。手に汗握る奮闘記を、お見逃しなく!