評価:★★★☆☆ 3

 鯛漁の途中に、海から巨大な怪物が突然現れ、父が飲み込まれた。小心者の太郎は海を怖がって漁を避けていたが、差江という町から遣いが来て、城の結婚式に供する鯛調達の注文というか命令が入った。あせる万作と相棒の勘次に説得されて、しぶしぶ漁に出ることに。
 苦難の末、注文数の鯛を釣り上げて無事に納め、その地で絵師の盛親から、襲われた怪物が龍だと知らされる。その後は龍に応戦できるよう、舟に槍と鉄砲を備えて漁に専念し、広く名をはせる鯛漁師になった。

 幼なじみの音根という娘に恋が芽生えて祝言を控えたある日、北島の多賀屋升克から鯛釣り塾の開業を勧められ、将来の夢がふくらむ。
 許婚者の音根と北島に向かう途中、再び龍に襲われるが、幸運にも舟に備えていた槍と鉄砲で撃退でき、差江の軍船がとどめを刺した。海は平和になったが音根の母が病死し、漁仲間の藤造が音根に言い寄ったことで話し合おうと追いかけるが、浜で藤造がつまづいて激しく叩く子亀を助けた。

 すぐ母亀が現れ、お礼に五日間だけ海底の国へ招待すると言う。太郎は周囲の反対を押し切り、覚悟を決めて母亀の背に乗り、海に入った。海底の国は想像を絶する美しい屋敷や広い農園があり、驚きの連続。だが龍の存在が心底にあり、恐怖が消えないまま美しい加奈や乙姫、優しい国の人々と五日を過ごす。

 海底の国という、非現実世界に身を投じた鯛漁師の太郎。未知の国の予期せぬ現象に翻弄されながら、恐怖、戦い、愛、絆、人間と自然界との関係を学び、成長していくファンタジー小説です。

 さて、皆様よくご存じの童話「浦島太郎」が、なぜハッピーエンドではないのだろう。実直な主人公の太郎が、なぜ理不尽な結末を迎えねばならなかったのか、その因果関係は何だったのかを探るべく、本来のストーリーを活かしてリメイクしました。


話数:全85話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
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職業・種族
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時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

注意:全年齢対象