評価:★★★★☆ 3.7
レジスタンスに攻め込まれた城で命を落とした姫――であったことを思い出した侯爵令嬢エレアノーラ。彼女は今世で自身が、どれだけ愚かだったかを知る。レジスタンスへ加担し裏で暗躍する最中、届いた手紙には前世を匂わす言葉が散りばめられていた。
守ってくれるのは護衛係か、王子か、手紙の送り主か。前世からの赤い糸は誰の小指に繋がっているのか。エレアノーラは奔走する。
67話で完結ですが、番外編もございます。
「彼岸花」がユアン
「紫苑」がカタリーナ
「花一華」がベルナールの話です。本編では語られなかった過去がメインになっているものもあるので、気になった方は是非。
※追記
・ベリーズカフェ「恋愛ファンタジー小説大賞」最終選考、他、ビーズログ×カクヨム「恋愛小説コンテスト」でも最終候補作に選ばれました。・他サイトにも掲載しています。
・「黒暗姫ヴァサーリーリエ」→「悪しき令嬢の名を冠する者」と改題しました。
・Twitter《@amagaki1130》にてPVやキャライラストを公開しています。PVは固定ツイートにありますので、よろしければそちらもぜひ。全員分のキャラデザも公開予定です。
話数:全76話
ジャンル:悪役令嬢モノ
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
前世のことを思い出し、革命を起こすべく動き出す主人公。彼女がどう動くのかという部分は勿論、彼女と仲間の恋愛も楽しめます。そして彼女の元に届く、前世を知る人物からの手紙――それを送ってきたのは誰なのか、伏線を見つけながら予想するのも一興です。巧妙に張られた伏線に魅せられ、すぐに目が離せなくなるでしょう。この作品はサブタイトルが花の名前になっており、話の中でも花や花言葉が出てきます。花言葉を知っているとより楽しめるかと思いますが、知らなくても作中で花言葉に触れてくれるので、充分楽しめるはずです。作者様の高い文章力、引き込まれる構成、読めば読むほど好きになれる魅力的な登場人物。何度も最終選考まで残るのも納得――というより是非書籍化を、と思ってしまうほど素敵な作品です。恋愛の甘く切ない香りに酔いしれてみませんか?暗躍する者達が咲き誇るのか散り行くのか、ぜひ見届けてみてください。