評価:★★★★☆ 4.2
友人の勧めで最近流行りのVRMMO『variant rhetoric』……通称VRをプレイし始めた、主人公の東堂慎二。
現実と見間違うグラフィック、高度な知能を持つNPC、プレイヤーに委ねられた世界を看板にしたそのゲームで不遇な魔物プレイを選んだ慎二の行動は、やがて全てのプレイヤー……果てはゲームそのものを巻き込んで行く。
これは、彼がこのゲームの目標である『variant rhetoric』を見つけるまでの、長い長い話。……勝つのは人か魔物か。世界を揺るがすのは誰なのか。この世界の真理を見つけるのは……一体何者なのか。
『variant rhetoric』とは、一体何なのか。
話数:全139話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
この作品はVRゲームとしてはもちろん、ただ生きていくだけでは意識する事もない大切なことを教えられ、伝えたくなる物語でした。もう完結しているので自分のペースで読み切ることが出来ますし、最後まで読みきったならそのときまでの間に知った様々な出来事を思い出せし、その分も楽しむことが出来ると思います。どん底から始まった主人公と共に抗う大切な人たち、例え絶望しかなかったとしても諦める理由なんて何処にもない。私はここからそれを教わりました。この小説を読んで感じることは人それぞれだと思います。しかし、この物語が一番伝えたいことだけはこれから読み始める人にも、読んでいる途中だという人にも届けばいいと思いました。それぞれの考えた方でそれを知ったのならば、どうかそれを一番大切な人に伝えてあげてください。
伏線が多く、読んでいる僕達も常に考えさせてもらえるような作風です。名前が出ている主要キャラクターにはちゃんと個性がでており、違和感を感じさせません。また作中に出てくる物語の核心に迫るであろう伏線の言い回しは人により受け取りかたが多くなると思います。一度読み始めたら最後まで読みたくなる作品です。是非一話目から読んでみてください!後作者様応援しておりますので執筆頑張って下さいね