評価:★★★☆☆ 3.4
人族の天敵、魔王。その下には、『四天王』と呼ばれる4人の猛者が居ることは有名だ。
どの時代においても、魔王軍には必ず4人の四天王が存在した。
しかし、かの悪名高き魔王『フォルテ・ローア』が魔界に君臨していた時代、その後期においてのみ四天王が3人しか確認されていなかった時期がある。
その時期においてのみ偶然3人だったのか。それとも、知られざる4人目が存在していたのか。
⋯⋯その謎は、未だに解明されていない。――『勇者英雄伝』より一部抜粋
話数:全23話
ジャンル:エピック・ファンタジー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
このレビュータイトルを見て、あなたは私がレビューすることをぶん投げているように感じただろう。それは大きな誤解だ。これは私がこの作品の一番好きな要素を語ると大きなネタバレになってしまうというジレンマから捻り出されたレビュータイトルなのだ。なので一言「まず読んでみて欲しい」。ネタバレにならない部分で私が非常に好きなところは、この作品の多種多彩なキャラクター達とその「生命力」だ。主人公から脇役まで、全てのキャラクターが非常に生き生きしている。みんな一生懸命、自分の環境や辛いことに耐え「生きている」。それが一人称の文から、各々の台詞から熱く伝わってくる。キャラの濃さ、そして私があなたに伏せざるを得なかった仕掛けにあなたも魅了されることだろう。