評価:★★★★☆ 4.2
造られた空の下に広がる巨大な都市。全部で十二に分けられたそれらの街では、各街にある空面制御塔によって全天候が制御されていた。
平凡な暮らしを送る高校生のアキラは、ある日空の向こうから来たという少女に出会う。彼女はあるゲームの参加者としてやって来たといい、彼に協力を願うのだが、それは都市の未来に大きく関わる密やかな戦いの始まりを意味していた。
(※縦書き読み推奨)※自サイトからの転載です。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:近未来
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:残酷な描写あり
作られた空の下に広がる十二の都市。そこでは、空間制御塔によって全天候のコントロールが実施されていたが、近頃は予期せぬ不具合が起きているという噂もあり……ある日、想定外の雨に降られた高校生の少年は、空の向こうからやって来た少女と共に、都市の未来に関わるゲームに参加する事に。隠されていた情報が明かされていくたびに、見え方が変わる万華鏡のような作品。
次から次へと新しい事実があきらかになり、それによって徐々に判明してくる世界のなぞ、ヒロインと主人公の秘密。まるで、ピタッピタッとはまっていくパズルを見ているようです。バトルが多いのですが、腕力で勝負というよりは、頭を使って戦うタイプです。ヒロインふたりもかわいくて、どっちのヒロインにも仕掛けがあって、本当に驚きます。ミステリーが好きな読者さんにお勧めの小説です。