評価:★★★★☆ 4
《毎日午後5時更新》
――惑星が終焉を迎えようとしている。数十億いた人々は今や数千人にまでその数を減らしていた。
だが、それでも人は生き延びようとしている。最後の力を振り絞り、生き残るすべを見つけ出そうとしていた。
そして生まれる【 始まりのモノ〝アルファ〟 】
その歌声は光となり、すべてを癒し、蘇らせるはずであった。だがアルファを〝護る者〟も必要だった。
そしてありあわせで作られた【 終わりの者〝オメガ〟 】
すでにボロボロになった世界で二人は支え合いながらそれぞれの役目を果たそうとする。
だが――、死の世界と化したその星は、生まれたばかりのアルファには重すぎる困難であった。
それでもオメガはアルファを勇気づけようと〝コンサート〟を開くことを提案する。乏しい物資と欠乏するエネルギーに苦心しながらもオメガはアルファのために精一杯のステージを用意した。
そして――、アルファの歌声が響いた時、人類最後の悪意が牙をむく。
アルファが人類最後の地下都市の支配者に捕らわれようとした時、オメガが最後の戦いに挑む。
世界の趨勢は、そしてアルファの歌声はどこへ行くのだろうか?
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人の種の滅びと、人間に作られたモノの運命と、世界響く歌声をテーマにした、ファンタジー作品〔同時掲載:カクヨム、アルファポリス、マグネット、ノベルアッププラス〕
〔編集者堤氏、添削依頼ずみ〕
話数:全10話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
” 地球を再生させるため。その再生の補助をするため。 課せられた使命は綺麗なようでその実、身勝手で汚なすぎるもの。 希望、残酷な現実の中で””2人””は心を通わせる。 誰かを思い、誰かのために己の命さえ燃やす。 その姿は本当に、プログラミングされた命、””アンドロイド””なのか。 それともれっきとした心を持つ””人””としてのものか。 突きつけられた悲しい真実の中、その在り方を貫くアルファとオメガを見て 読者である貴方は””どちら””だと思いますか?”
惑星が終焉を迎えようとしていた。数十億いた人類はその数を減らし、今や数千人。 そんな中、人類最後の希望を託した1人の人型アンドロイドが生まれる【始まりの者〝アルファ〟】 その歌声は光となり、すべてを癒し、終わりゆく世界を蘇らせる……。 そしてアルファを〝護る者〟【終わりの者〝オメガ〟】も造られた。 完全な人型であるアルファと違い、頭脳以外ありあわせで造られたオメガ。 そんな2人が出会い、かけがえのないパートナーになった。 それは運命のような出会い。 すでにボロボロになったその世界で二人は支え合いながらそれぞれの役目を果たそうとする。 アルファはその歌で。 オメガはその体で。 人に造られた2人のアンドロイドの人間味あふれる行動や言動は読者を物語に没入させる。紛れもなく“生きている”2人に心を動かされること間違いなし。