評価:★★★★☆ 4.3
王子の数が多すぎて誰からも顧みられることのない第十五王子イェルケルが、忠勇無双の三人の女騎士を得て暴れまわる話。まだまだ未熟なイェルケル達だが、それでも身に付けた非常識な武力を盾に全ての困難を力づくで押し通る。
女騎士だのくっころだの言っていますが、ハーレム要素どころか恋愛要素すらほとんどないです。
基本は戦闘で、戦って戦って戦って戦っていく中で、時々思い出したようにそれ以外が混ざります。
とにかくひたすら主人公達が敵をぶち殺していくお話、むしろ殺さない方が珍しいレベルで。
とはいえ彼等は人格破綻者ではないので、人並みにものを考え、人並みに苦労をし、人並みに悩んだりしながらも、嬉々として敵をぶっ殺していきます。
異常に強い主人公達による、一応戦記っぽいものという形になっておりますので、彼等が暴れまわる背景なんかもそれなりには描かれております。2018/2/15 GAノベルスより書籍版発売しました
2019/6/16 完結しました
話数:全212話
ジャンル:エピック・ファンタジー 異世界ファンタジー
時代:未登録
舞台:西洋
雰囲気:未登録
展開:未登録
主人公と女騎士たちが無双する、ただただそれだけの物語です。第15王子という地位もなんもない武力だけが取り柄の王子が自分よりも強い女騎士たちと共にひたすら敵を切り倒して成り上がっていきます。敵だけでなく味方からも恐れられる殿下たちですが、本人たちは戦闘狂な面があるだけで案外悲しんだり笑ったりする普通の人間だったり 笑作品タイトルの割にかなりがっつりと戦闘シーンの多い作品となっております!一応強者との戦いとかもありますけど、基本的には主人公たち4人VS大軍といった感じの圧倒的人数差で戦います 笑そんな中で主人公たちは無双するのですがそこが読んでいてとても気持ちいい 笑戦国武将たちが無双するゲームとかが好きな人はきっと気にいるのではないでしょうか!そしてそんな化け物みたいな強さを誇る主人公たちに対して敵のリアクションがめっちゃ笑えるのでそこも楽しんで読んでみてほしいです 笑
①この作品はYAMA帰りのキャラクターたちが骨太の表現力で無双系を書いてしまうとどうなってしまうか伝えてくれます。②殲滅包囲陣とか出ますが殲滅包囲陣(笑)です。くれぐれもリアルでマネしないでください。袋叩きに合ってしまいます。③無双系なので困ったらとりあえず敵に突っ込みます。ありえねーと作中ですらツッコミが入りますがこれはそういう作品です。つまり仕様。いいね?④この作品は途中から魔法が出ます。ですが主人公たちはYAMA篭りした戦士タイプです。YAMAの力の前に絡めての魔法なぞ効くはずもありません。あたりまえだよね。この作品はこの要素が含まれます。他のレビューの内容も確認の上ぜひお読みください。一読の価値ありです。
まず単行本の表紙はアレでしたが本作品のクオリティは相当高く読めば面白さ間違いなしです!このままでは作者様が終わりにしようとなさるでしょう。〔終わらんといて!〕恋愛要素は皆無でありますが主人公である第15王子が騎士見習いであるアイリ、スティナと波乱万丈な?ストーリーを歩んでいく作品です。この作品が沢山の方々の目にとまるよう祈り、今後の継続を願っております。
まずこちらの作品は、読み手を選ぶ作品といっても過言ではありません。 女騎士でクッコロを楽しみにしていた人には残念です。 セクシーと笑いなんて無縁の作品で、読むのが疲れてしまう可能性が高いです。 恐らく、書籍版では、数ページ読んだだけで、挫折してしまうかもしれません。 しかし、そこで我慢して半分まで読み続けてみてください。赤木一広先生の丁寧な描写は、小説を書こうと言う人にとってすごく参考になると思います。
圧倒的大軍に対して数人で戦いを挑み勝利をもぎ取る。 それだけを聞けばよくあるチートものですが、本作日違います。 主人公達はただ化物なだけで、決してチートではありません。 正直チートよりもタチが悪い気がしますが、チートではありません。 圧倒的実力で敵兵を絶望の底に落とし、戦場の兵士達にトラウマを植え付ける。 読み始めたら目が離せなくよるな作品です!
『無双系女騎士、なのでくっころは無い』は無双系における爽快さが非常に魅力的な作品である。 主人公で第十五王子でもあるイェルケルや天真爛漫で豪快なアイリ、策謀を張り巡らし苛烈なスティナ、小動物のようなレアといった個性豊かな人物たちの誰もが一騎当千、万夫不当の実力を持ち、次々と悪党や雑兵、暗殺者を蹴散らしていく様は爽快である。 単純な武力で数多くの敵を屠る様は、異常とも思えるかもしれない。 だが、作中ではイェルケルたちも何度も危ない目に遭う。 例えば、3対3000という戦いに挑んだり、統率された軍隊を相手に4人で突っ込んだこともある。 それでも彼らは無事に生還し、次の戦いへと巻き込まれていくのだが、これからも彼らは笑い、悩み、傷付きながらも前に進んで行くだろう。 もしも、痛快・爽快な戦記ファンタジーを読みたいのであれば、是非ともこの作品をおススメする。
圧倒的な強さを誇る女騎士たちと、彼女たちの脳筋っぷりにだんだん毒されていく王子のお話。彼女らが力を振るう理由がはっきりしており、読んでいて爽快な気分になります。また王子と女騎士それぞれとの関係性や会話のテンポも絶妙で、無双系小説にしては珍しく全く飽きずに気がついたら一気に全部読み進めていました。くっ殺ネタからここまでの小説を書き上げる和さんの筆力にただただ脱帽しました。とても面白いです。
面白いです。不憫で腰の低い、けれどどこか吹っ切れちゃった王子様と、かわいい系脳筋女子’sの理不尽無双話。展開がスピーディで屈託無いのが良い。近頃の安易な主人公無双+ハーレム的展開に食傷気味なので、要素はふんだんに含まれていながら、皆脳筋ヒャッハー!!で恋愛要素がほぼ話しにからまないのが好感持てる上に新鮮。更新が待ち遠しい作品の一つです。応援しております。
敵から見て主人公達はチーターズ…悪夢って夢だから悪夢なのですが、現実の悪夢って最悪かも?箱罠が怪しくて仕方ない北海( ̄(工) ̄)クマ!作品における主人公は自他共に認める最強の騎士で間違い無かったのに、美人騎士見習い達とのとんでもない強さとの邂逅で手のつけられない騎士団が出来上がるまで〜出来上がるってからの〜痛快な大活躍。主人公達の戦いは基本的に脳筋と糞度胸で成立し、彼等の通過点は死体が積み上がり、評判はただ下がりなのかうなぎ登りなのかは読者の判断次第と言った所でしょう。内容も戦いの描写は成る程と納得できるクオリティと、敵から見たチート能力のバランスが素晴らしい作品です。まだ読んでないなら、今すぐ読んで欲しいと強くお勧めいたします。面白いですよ^_^