評価:★★★☆☆ 3.2
リストカット。エンコ―。ドラッグ。自殺未遂。レズセックス。そんなことばかりして生きてきた。それをするのは、ここではないどこかに行きたいからだったのに、どこにも行けなかった。私にとって、致死量の平和で満たされているこの場所は絶望だった。破滅の強い衝撃が、私の生きづらい今日をここではないどこかへ連れ去ってくれるかもしれない、なんて期待した。でも結局どこにも行けなかった。傷だらけになりながら進む私の今日もまた青春なんて平凡な名前を付けられるのなら、メランコリックな10代は誰にも救えやしない。そして誰も笑っちゃいけないんだ。
これは私が生きてきた人生です。実体験を多く含みます。(リストカット、援助交際(?)、精神安定剤服用経験があります。)また、宮沢賢治が『春と修羅」という詩集の副題に「心象スケッチ」と付けていますが、私の場合も同じです。実体験に基づいていない場面もありますが、それは私の心象に物語を付けたものです。
電子の世界の片隅から、世界が好きになれないあなたへ向けて……
(完成済みですので、少しづつ更新していきたいと思います。毎日24時頃更新します。)
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
きっと世界は私のことが嫌いだ。清く正しく生きようとしないから。だから私はこの世界が嫌い。致死量の平和で満たされているから。破滅や虚無がどこかへ連れ去ってくれるかもしれない。なんて期待したこともあった。無意味な感傷にひたったり、かっこ良さげな哲学ごっこに興じたり、自傷に走ったり。けれど退廃的な行為に身を委ねても、結局どこにも行けなかった。救われたいけど、救われなかった。でも、青春なんて平凡な名前を付けて笑われるよりはマシ?生は重い。だから私には「生」が重たくのしかかってくる。死は美しい。だから私は美しく死にたい。