評価:★★★★☆ 3.7
(こんなにも……俺はお前を、愛している)
全身が、泡立つような感覚。自分を作り上げる細胞の全てが、ニルヴァを欲しているのだ。
(ニルヴァ、他の男に渡したくない)
心が、危うさへと傾倒していく。
(俺の、……俺だけのものにしたい)
欲にまみれていく自分を感じると、ラドラスはそんな自分を、心底恐ろしいと思った。
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乱暴者の第二王子ラドラスと青い瞳の第四王女ニルヴァは、人とは違う容姿から兄弟や周りからつまはじきに遭い、辛い思いをしながら生きてきた。乱暴者となり不器用に生きるラドラスと、みなに敬遠されながらも心の優しさを手放さなかったニルヴァ。そんなニルヴァを王女とは知らずに、ラドラスは暴力によって自分のものにしてしまう。
純粋で切ない恋、というのを目指したいです。終わりました。読んでくださった方がお一人でもいらっしゃるなら。心からの感謝の気持ちが届きますように。ありがとうございました。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15