評価:★★★★☆ 3.5
第三次世界大戦で大敗した日本国。
政府機関は海外政府の犬となり下がり、日本国内は海外勢力によってかつての在り方を失ってしまった。防衛力を欠いた日本国が垂れ流す黄金の蜜――『科学技術力』『農産業技術』『日本国総資金』を根こそぎ奪い去ろうとする三つの海外勢力『繁栄には美酒と口づけを』『初夜に耽る子猫の吐息』『紅龍七』。日本国最後の護り刀『無明先見党』の四つを纏めて首都四大組織と呼ばれている。
『繁栄には美酒と口づけを』に所属する少女――稲神沙羅。彼女は時代錯誤な魔術師という生業をしていた。生きる為に組織から下された命令を黙々とこなす日々。魔術師とは『世界真理を探究する者』、魔術とは『世界真理に至る為の術』。だが、沙羅にとって魔術とは『自分が生きる為の純粋に相手を壊す力』。
そんな沙羅が『自分の在り方』に疑問を抱く――自分が自分らしく生きる為の『在り方』を見つけ出すため、荒廃し犯罪国家へと姿を変えた都心で沙羅は魔術を行使する。
時代:近未来
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録