評価:★★★★☆ 3.9
―― ごく普通の私立高校に通う高校生、三井雄也。
高校一年生、最後の終業式を迎えた放課後、雄也は友人の森山優斗、新井和馬の3人で、幼い頃からよく遊んでいた水霊の森へと行く。雄也の町では幼児~小学生の連続行方不明事件が起きており、そこは今立入禁止となっていた森であった。いつもは迷わない森、迷った先で出会った不思議な格好の女の子。
次に目を覚ました時、彼は別の場所に居る事となる。ごく平凡な高校生が突然妖精界へ。
そして、ひょんな事から世界を救う役目を担う羽目に!
俺は普通の生活を送りたかっただけなのに……。
あなたは、いえ、貴方方は選ばれた存在なのですよ?
異世界<妖精界>と人間界を巻き込むファンタジー小説、ここに爆誕!※試験的にタイトル『近所の森に行ったら妖精界と繋がっていた件』にサブタイトルを追記しております。(内容に変更はありません)
※ いただいたイラストが入っている話には、タイトル前に★をつけております。
※ 可愛い系ヒロイン、メイド、戦乙女、セクシー、僕っ娘、猫耳、バニー……あなたの好きな属性の妖精がきっと見つかる?
※ 百合要素はヒロイン大好きキャラが居るため、入れております。(第1章後半より)
※ TS、TSFタグは第3章後半より要素が出てくるため、入れてます。
※第108部分に★キャラクターイラスト&ファンアート&挿絵紹介★を掲載しております。
(先の話にいただいた挿絵もあります故、確認の際はネタバレ注意です)
※カクヨム、マグネットにも掲載しております(なろうメインは変わりありません。)
話数:全208話
ジャンル:アドベンチャー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
この作品はタイトルの通り、近所の森から妖精の世界へ転移してしまうという設定の物語です。大筋の部分は、主人公の男の子達三人が妖精界の異変を解決していくファンタジー作品で、幻想的ないきものや魔法を使った戦闘など、王道の要素がたくさん盛り込まれています。それにプラスして、この作品のなかで印象に残るのは、キャラクター同士の何気ない会話パート。妖精さんたちがお茶会でガールズトークしてたり、温泉で戯れていたりしている様子はとても可愛らしい。RPGゲームのように展開していく物語は章ごとにボス敵を撃破していく達成感があり、ときおり挟まる日常やコメディ調の会話では和気あいあいとしたキャラクター達のやりとりに和み、という感じで、いろんな方向から楽しめる作品です。なお、この作品で重要になる「夢見る力」は、妄想力とは別のものらしいので、妄想が激しくても強キャラにはなれないみたいです。しょぼん。
小さい頃から遊んでいた森で、主人公は道に迷い、気を失ってしまう。主人公が目を覚ますと、そこは妖精界だった。危機に瀕している妖精界を水鉄砲を片手に救う、普通の少年の冒険譚。テンポが良く軽いノリの会話で繰り広げられる濃密なファンタジー。タイトルと文体をいい意味で裏切る読み応えがある。世界観の細部まで練りこまれていることが序盤からはっきりと伝わってきて、その後の展開に期待が膨らむ。実際に、この世界の魅力は話が進むごとに加速度的に増してくる。妖精と主人公たちの戦闘シーンも熱く、この物語の見所の一つ。また、多種多様な妖精たちはそれぞれに違った魅力があり、この物語を彩っている。一気読みしたくなる面白さ。 面白いファンタジーを探している人はぜひ読んでほしい物語。
≪ライトタッチで始まる冒険≫高校一年生、最後の終業式のホームルームから始まる物語は、主人公を含む個性的な三人の好奇心から幕を開ける。通い慣れた遊び場はいつの間にか妖精の世界へと繋がっていて……主人公達の初めての冒険が幕を開ける!≪使いこなせ「トレーススキル」≫登場する妖精たちは個性的だ、そんな妖精達と主人公が力を合わせて繰り広げる戦闘シーンも個性を放っている。戦いを経るごとに強くなっていく妖精達と主人公の成長はこの物語の「見せ場」の一つだろう≪二つの世界を救う三人の旅の結末は?≫夢を通して繋がり影響し合う現実世界と妖精の世界、妖精の世界を押し包む悪夢の力に主人公達はどのように立ち向かっていくのだろうか? 一度入り込むと帰れなくなる異世界冒険の入口がここに在る!