評価:★★★★☆ 4
「私だけ……出ていかないといけないの……? 」
没落した子爵令嬢マリアは、突然住み慣れた我が家を追い出されることになった。
屋敷が借金の形に差し押さえられたからだ。しかも、新たな屋敷の持ち主は、マリアに執着するかなり歳上の変態……??
家を出ていかなければ、無理やり結婚させられてしまうという、かなり絶望的な状況……。
そんなとき、手を差しのべてくれたのは、兄のように慕っている護衛騎士のルーファスだった。
彼は優しくて、頼りになって、かっこよくて……。けれど、一緒に過ごしていくうちに、彼もまた、今まで見せてこなかった腹黒俺様な素顔が明らかになってきて……。
これは、望まない結婚から逃れるために、兄のように慕っているイケメン護衛騎士のルーファスと彼の故郷を目指して旅立つことになった没落令嬢マリアの恋のお話。
ヒロインは素直な良い子で、ヒーローはヒロインのことを溺愛しているので、過保護で甘々です。
途中で立ち塞がる隣国の王子や幼なじみとの恋の鞘当てもお楽しみに!
色々な障害が立ちふさがるので、じれじれの2人の恋を、ゆっくりと見守ってください。
たまにドキドキのR15。ハッピーエンドは確定してます☆
*2019.7.20 完結しました。
*1話は1000字程度で短めです。サラッと読めると思います。
*2019.3.26に日間総合222位、その後、恋愛(異世界)で最高31位になりました。
*身分制度に関してはわりと緩いかも。そしてご都合主義です……。
*150万PV達成しました。
*現在、お月様の方を準備中です。出来たら活動報告かどこかでお知らせします。
*著作者くみん。無断転載は固く禁じます。
話数:全295話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:じれじれ
展開:未登録
注意:R15
子爵家令嬢マリアは、純真無垢で美しい女性であり、野に咲く一輪の花のように儚く危なっかしい子である。父を流行病で亡くし、その悲しみから時間をかけて立ち直ったと思えば、その矢先に子爵家が没落してしまう。挙句の果てには彼女に御執心であるクルーガー侯爵に、家ごと囲われそうになり――彼女は護衛であるルーファスと共に旅に出る決意をする。――初めは、降りかかる理不尽から逃げるだけの旅だった。しかしルーファスと共に歩く旅路の中で、彼女は遅くとも一歩ずつ成長し、やがて慎ましい愛情の花を胸に咲かせていく。『没落令嬢』と『護衛騎士』だった彼らは、やがて『少女』と『青年』として、旅路を経て少しずつ距離を縮めていく――その果てにある幸福を掴むために。軽快なテンポ、丁寧な描写、キャラクター性、どれも素晴らしい作品です! 是非、みんなで共に二人の行末を見守りましょう♪
物語の主役マリアの純粋で天然な感じが、とても魅力的で、読んでいて心配になってしまうことがしばしば。幼き頃のマリアは、かなーーり年の差のある男(侯爵)に目を付けられ、婚約を迫られる。しかし、マリアが好きなのは、幼き頃から兄の様に慕っていた、美青年のルーファス。ルーファスと共に、侯爵から逃げ出すマリアですが、侯爵の想いはかなりのもので、マリアを逃すまいと、かなり激しい行動に出ることも! (侯爵は変態さんだ!)ルーファスとの旅は、マリアの天然ぷりが発揮され、勘違いからすれ違うことも。旅を通じて、箱入り娘のマリアが、大人の階段を昇って行く?年上の侯爵、兄の様に慕っていたルーファス、幼馴染のエドなどなど、マリアの周りには、魅力的な男達が!最終的に、マリアは誰と結ばれるのか!?ハラハラドキドキの展開が続き、次へ次へと読み進めてしまいます!是非、読んでみて下さい!
マリアは子爵家の令嬢。だけど、保護者である父親が流行り病で亡くなってから没落してしまう。内職しながら残ってくれた使用人たちと優しい環境で過ごしてきた。そんな彼女の元に舞い込んできたのが、侯爵との結婚話。しかもその結婚、侯爵が囲い込んでのことだった。父親と同じぐらいの公爵との結婚など考えられないマリアは、手を差し伸べてくれたルーファスと共に彼の故郷へ行くことにした。マリアに兄としてではなく男として見てほしいルーファスは旅の間に手を変え品を変え、逃げられた侯爵は権力をつかいマリアを追う。マリアは男の気持ちに気が付かないこともしばしば。二人の仲は近づいたり、遠のいたり。それでも旅を通じて、マリアは世間を知り、一人の女性として成長していく。ルーファスとの旅の終わりに何が待っているのか。どきどきしながら、一緒に見てみませんか。