評価:★★★★☆ 4.1
星雲高校3年A組の青野涼(アオノリョウ)はアパートの近くの公園で夕陽を見ていた。いつも決まった時間になると、公園のブランコに腰をかける美少女。彼女とは毎日のように公園で出会うが話したことがない。涼も何を話して良いかわからないし、無理して話す必要もない。いつしか夕暮れの公園で2人で過ごすことが日常となっていた。
謎の美少女は3年になってから一緒のクラスになった雪野愛理沙(ユキノアリサ)だったとわかった。彼女と夕暮れに2人で公園で過ごしていることは誰にも秘密。
ある日、涼はジュースを渡して、愛理沙に話しかける。愛理沙が大事そうにつけているピンクダイヤモンドのネックレスを褒めると、彼女は「これは私の過去、そして私の罪と罰」と謎の言葉を残して公園を去っていく。
その言葉を聞いてから、涼は愛理沙のことを気にかけるようになった。それが全ての始まりになるとは
涼も愛理沙も気付いていなかった。(正統派恋愛小説)現在、ツギクル小説大賞に投稿中です。活動報告を見てください。
応援していただいた読者様、誠にありがとうございます(*^▽^*)
(ノベルアップ大賞、恋愛ジャンル部門、最高2位作品です)
(ツギクル大賞 奨励賞受賞作品)
(ノベルアップ大賞1次通過作品)
カクヨムにも投稿しています。
話数:全42話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:あまあま
展開:未登録
注意:R15
主人公の青野涼(アオノリョウ)は、幼稚園の頃に高速道路上の事故で家族と死別してしまいます。それは涼にとって、大きなトラウマになります。その後は、家が隣の三崎さんの家にお世話になりました。 いつも夕暮れの公園で話す事も無く涼は、美少女の雪野愛理沙(ユキノアリサ)と一緒にいました。ある日、愛理沙に声をかけます。そして、彼女にミルクティの缶を渡すと、彼女はお礼を言いました。 その後、優しく愛理沙の話を聞いてくれる涼に心を惹かれ、友達になる涼と愛理沙。そんな二人だけの、公園で本音を語り合う、学校の皆には内緒の関係が始まりました。 文章の並びがとても綺麗で、非常に読みやすいです。恋愛ストーリーで、二人の心理描写も見事です。先の展開が楽しみで、読み進める度に作品の虜(とりこ)になっていきます。 ムダが無く、とても素晴らしい恋愛小説です。きっと皆様にも、ご満足頂けるクオリティです。
家族の問題でそれぞれ大きな傷を持つ主人公とヒロイン。お互いに深く干渉しないよう距離を取りながら、心地よい時を過ごしていく。しかし、仮恋人、同棲のステップは、傷を舐め合うようにお互いの存在を無意識に求めていく。それは、ただの慰めなのか、淡い恋なのか。離れていた距離が短くなっていく。二人はどうなってしまうのか。本当の恋に成長するであろう過程を楽しめる作品です。