評価:★★★☆☆ 2.5

 魔法という概念が浸透し、魔法使いが世を回していたのは遥か昔のこと。魔法の地位はいつしか科学に取って代わり、魔法は次第に廃れ、忘れ去られてゆきました。
 そして現代。魔法がファンタジーの中のものとされる世界。ほとんどの人が、既に魔法の存在をそう認識しています。一部の人間を除いて、ですが。
 桐江朝陽は現代を生きる魔法使いの一人。才能に溢れ、幼い頃は同じく魔法使いの母親に憧れ、よく練習に励んでいました。
 しかし、ある出来事を切欠に彼は魔法を嫌うようになり、それ以降一切魔法を使おうとせず、自分が魔法使いであることもひた隠しにするようになりました。
 そして時が経ったある梅雨のこと。高校二年生となった彼の前に、一人の少女が現れます。彼女は彼と同じ高校に通う同級生。同じクラスになったことはなく、言葉を交わしたこともない二人でしたが、彼女は親しげに語りかけるのです。

「ねぇ、桐江君。君、魔法使いでしょ」、と。

※本作における魔法の扱いは、前作である『北の森の魔女先生』及び『名無しのセレス』での扱いと同じとなっております。簡単に解説すれば、魔法とは単なるエネルギーの変換のことです(熱 → 運動エネルギーなど)。すなわち、人間のみならず生き物すべてが魔法を使える、ないしその素質がある、という設定です。
 しかし、魔法自体がファンタジーなものなので、原理についてはあまり気にしないでください。


話数:全27話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象