評価:★★★★☆ 4
気がつくと異世界に転生させてくれるという神様の前にいた主人公、モモカ。転生特典に欲しいものはないかと言われたので……。
「よく見える目と記憶力、あとは要領のよさが欲しいです!」
貰えたのは、若い健康体に身分証、それから【ナビ】と、【テキパキ】!?
異世界の商人さんたちに連れられて、乗るのはもふもふ達が牽く荷車♪
自己評価の低いモモカは、ほんの少しずつ成長しながら、のんびりまったり、あちこちを旅をします。※ 主人公は戦いません。まったりのんびり。時々重いこともありますが、基本は元気に乗りきります。
※ 恋.愛要素はな……いと思います。
※ 練習作です。1話2000字ちょっとで、完結させることだけを目指してのんびり書きます。不定期更新です。
※ ジャンルを変更しました。 ハイファンタジー→ヒューマンドラマ
※ タイトル変更してみました。(旧題『よく見える目と記憶力、あとは要領のよさが欲しいです!』→『収納箱のモモカちゃん~モフモフ車に揺られるだけの異世界旅です~』→現状)
話数:全42話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
要領が悪いと自ら思う大人な乙女。運悪くその生を終え、異世界転生を果たす。神に願う。生まれ直して誰かを助けられるようにと。今までは足手纏いだったから。そんな殊勝な思いを持つ主人公。モモカ。神は感心をする。そして何やら考えた。そうして付けたひとつに、モモカの一部だというナビ技能、ソフィア。物事をそつなくこなすチートなナビゲータ。よくあるテンプレだって?それがどうして。このテンプレの衣の中身をそっと覗いて見よ。確かな描写と設定が、程よく散りばめられている。そう。これはテンプレの衣を被った本格ファンタジー。双方が楽しめる稀有な作品だと言えよう。旅の商人。哺乳類系のモフモフとした生き物たち。曳く荷車が揺れる。青空が広がり、そよ風が吹く。癒しを求めて飛び込むのも良し。確かな世界の息遣いに触れるのも良い。さあ。この中へ。どっぷりと浸かろうではないか。
モモカちゃんは転生しました。そして、神様に聞かれました『転生するにあたって、どんなスキルが欲しい?』と……すると、彼女は答えます。『よく見える目と記憶力、あとは要領のよさが欲しいです!』さて此処で、皆様に質問です。『皆様が転生したら、こんな欲のない願いが出来ますか?』普通なら、もっと『我欲に塗れた欲望を垂れ流す』所なのに、彼女は神様にこう願ったのです。物語の最初から、モモカちゃんはこの調子なので。もぉこの時点で、このお話が優しいものだとは解って頂けると思うのですが。そんな優しい気持ちの主人公が、色んな街を回って行商していく物語なので、その随所にホッコリ感も満載です。さぁ皆さんも、モモカちゃんと一緒にホッコリ旅に出掛けませんか?貴方様を乗せる荷車の準備は、ほら……目の前に準備出来ていますよ♪ポチッと押して旅立ちましょう♪
拝啓、お母様。 春の日差しが、冷たい風で冷えた体を癒してくれるようになりましたね。昨今、いかがお過ごしでしょうか。 私と言えば、こうして素敵な物語に出会えた悦びをレビューにしている日々を送っております。今日は、とてもふんわりした気分になれるお話があったので、こうして筆を取らせていただきました。 物語は、いわゆるナビ付転生として、オーソドックスなジャンルかと存じます。しかし、何よりも主人公であるモモカさんの優しさや人間性が読書欲を掻き立て、物語に引き込まれていってしまいます。 ナビのソフィアさんの言葉にも温かさがあり、周囲の人々も優しく、見ていて疲れが癒される文章です。モフモフも尊いです。 お忙しい中書いております作者様に、大きな感謝を込めて、じっくり読んでいきたく存じます。 季節の変わり目です。どうか風邪などをひかれませぬよう、ご自愛くださいませ。 べべより。