評価:★★★★☆ 4.1
【これは俺が、世界と彼女を救いたかった物語――】
*
神話を元に描かれたと言われる
この世の破滅を題材にした世界的に有名な絵本
「せかいのおわり」
絵本の登場人物は
水、雷、地、風、火 を司り
操る力を神より授けられた五人の英雄。人間達の身勝手な振る舞いに激昂した五人は
その力で世界を滅ぼしてしまう。
英雄と呼ばれていた彼らは
いつしか破壊者と呼ばれるようになった。それから数千年後。
賢者である父に憧れる少年ネス・カートス。
彼の十六歳の誕生日に現れた一人の女性。
彼女はその絵本が実話で、
半年後に世界が終わると言う。
そしてネスが水の破壊者の子孫だと告げる。世界の終わりを止めるために
ネスは彼女と聖地「ブエノレスパ」へ向かう。旅の途中、ネスは彼女が呪われた運命に
苦しんでいることを知る。
そんな彼女をいつしかネスは救いたいと
思うようになっていた。呪われた腕、兄との確執、迫り来る奇怪な追手
仕組まれた出会いに、変貌を遂げる己の体
複雑に絡み合う人間模様
そして明らかになる彼女の正体――
それに子作り?!少しずつ狂い始めるネスの運命の行方は――
・・・・・・・
人の心の弱さ、汚さを描いた大人向けバトルファンタジーです。
前半はのんびり進みますが、三章中盤からどろどろしてきます。
・・・・・・・無駄に裏設定が多いので、時々後書きに書いたりします。
時々前書きで遊んだりします。
※カクヨムにも掲載しております。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
もしかすると、万人受けはしない作品かもしれない。そう思わせるほど、キャラクター達の関係性はドロドロとしており、欲望の香りがそこかしこに感じられます。決して王道ではありませんが、ファンタジー世界だからこそ繰り広げられる疾走感のあるバトル、王族を含むときめく関係性の数々。主人公に見える「成長する余地」。種族や年齢、性別、それらが絡み合い魅せるバトルの数々。ありきたりではない、けれども不思議と馴染む作品です。彼らの織りなす、ドキドキする世界を覗いてみませんか?
まだ4話までしか読んでませんが、正直超俺好みで一気に好きになりました。特にバトルシーン、バトルシーンを文字で伝えるのってかなり難しいと思いますが、この作品は、大迫力と緊迫のバトルシーンを見事に表現されていて、読んでると映像が浮かびつつも、攻防を表す場面では手に汗握りながら急ぎ目に、また間合いをとって喋り合うシーンではじっくりゆっくりペースで読んでしまい、まるで読み手の心をバトルの中に誘導してくるような感じで、かなり面白い!!!そしてアンナさんのカッコよさと、存在感といったら半端ない!!まだ名前も明かされず女戦士と表記されてる1話の登場シーンから、既に惚れました(//∇//)そして、僕が感じたこの小説の見所のもうひとつは、全体のストーリー設定です。セカイノオワリと言う本が示す半年後の未来に抗うアンナさん!!大興奮のバトルもの!!引き続き楽しみたいと思います!!