評価:★★★★☆ 4.1
F大生の過去に起こったホラースポットでの行方不明事件。
それのたった一人の生き残りがその惨劇を百物語の百話目に語りだす。その一夜の出来事。
恐怖の一夜の話を……。※これは小説家になろう公式イベント「夏のホラー2019」参加作品です。
恐怖度★★★★☆
病院度★☆☆☆☆
話数:全12話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
完結日:2019年8月21日
作者:家紋 武範
二年前の傷ましい事件があってからサークル活動が禁止となっていたオカルトサークル。しかし熱心なオカルト好きが多く集まりオカルトサークル復活となった。物語は、ここから始まります。部室で、ローソク百本目を消すと、そこに怪異が現れると言う「百物語」という儀式を……。果たしてそこで何が起きたのか。そして物語はまだまだ続きます。シカガネ神社。さて、ここでいったい何があるのでしょう。皆様も読んで、確かめてみませんか?怖がりさんはお昼に読むのをお勧めします。
シカガネ神社。人里離れた場所にある封印された神社。人生無敵状態の大学生が度胸試しと話のタネに訪れるにはもってこいの場所だろう。ところで、ゾンビやスプラッター物は怖い。そりゃ怖いさ。でも、燃やしたり頭を潰したりと対処法がなくはないよな?しかし、和風ホラーの場合相手が見えもしないことが多い。そんな時、どうしたらいい?逃げるしかなくない?逃 げ ら れ る も の な ら ね
小耳に挟んだところによりますと、なろう小説の書き手の多くは「広げた風呂敷を畳むのが下手」とか「起承転結が起承承承で立ちあがりはうまいけど山場やオチを書くのが苦手」とか。 そもそも、山場とは、オチとは何であるのか。 書き手にとっての課題であり、読み手にとっても求めてもなかなか得られないもの。 そんなさまよえる方にぜひおすすめしたい。 伏線からの盛り上がり、そして回収までぴしっときれいに決まった物語を読む快感。 そして何より……。 怖いんです……。 独りで部屋にいるときに、微かな物音が気になったり、頭を洗う時に目を瞑れなくなったり、ふと誰かに見られているような気がしたり。 高まる緊張感とオチがあるからこそ、日常を浸食してくる恐怖。そんな読書体験。おすすめです。