鮫島くんのおっぱい

恋愛小説のミソって、個人的にはキャラクターの造形と心理描写だと思うんですよ。いろいろな出来事を通して気持ちが変化していき、関係が深まっていく。その過程を上手く書いている恋愛小説は漏れなく面白い。 この作品は、そういった細やかな心理描写が大変に上手い。短いスパンで見ると心情も関係もそう変わっていないはずなのに、長い目で見ると最初と終盤ではまったく異なる関係になっている。ただたんに字数を費やして細かく細かく書いているわけではなく、むしろシンプルかつ自然にこういう描写ができる作品って、商業でもかなり希有だと思うんですよね。どれだけ研究して練習すればこんなに上手く丁寧に書けるのか、私にはさっぱりわかりかせん。 そんな作品ですから、関係性の変化だとか、キャラクター成長だとか、そういった要素が好きな読者の方におすすめの作品です。

地球人の少年リタの日常に訪れた異星の騎士。小気味良くサクサク進む展開と読めば読むほど沼にハマるラブストーリー。いろんな要素が見事に盛り込まれた作品です。SF好きにもファンタジー好きにも現代ドラマ派にも少年少女から大人まで、皆さまにぜひ読んでほしい。下ネタ微エロから深いいエロスまで留まることを知らない。だから男性にも女性にも広くオススメできるのです。洞察力ある作者さまが男らしさと女らしさを見せつけてくれます。いいとこも悪いとこもサクッとやられます。ちょいちょいゲスなキャラも登場しますがそんなゲスさも大好きになれます。読むだけで自分が一回り大きな人間に成長した気分です。色んな意味でジェンダー小説、と呼びたい。第一部、第二部、外伝と完結した今。第三部が始まる前にいかがですか！

題名を裏切らない！しかし、それでいて「うわっ下品」とならない。堅実な文章でテンポよく進められ、掛け合いが面白い魅力的なキャラクターが動く動く。SFラブコメでロマンチックな純愛もの。主人公の悩み方は、人に向き合う誠実さと、正直さの合わせ技。男の子向けな本編は、TS苦手な人にも読めるようにいかに楽しいかを意識したエンタメ王道。しかし番外編はしっとりとそれぞれの細やかな恋愛模様を描き、ガラリと雰囲気が変わる。キャラ萌えも、テロリスト集団とのバトルも楽しいよりどりみどりな一作。外側が好みな人はもちろん、外側で「どうかな……？」と迷う人は、苦手な題材も楽しめるのだと知ってほしいので、是非読もう

俺が出会った女の子（？）は異世界から来た騎士団長！？チート身体能力で惑星間犯罪者を検挙する格好いい系ヒロイン！でも、その私生活はちょっぴり人に意思を伝えるのが苦手な不器用さん。主人公のリタはひょんなきっかけからそんな彼女の侵入捜査の手助けをすることに…報酬はヒロインのおっぱい！？明かされる謎、深まる信頼。そして、ふたりの関係は…！？と、限りなくなろうっぽくあらすじを書いてみたものの、中身はタイトルから想像もできないようなしっかりとした文章の本格的なＳＦ作品です。雌雄同体の異世界人の考え方や社会設定の作り込みには思わず唸らされます。…男と女、あなたならどちらの性を選びますか？

「鮫島くん、おっぱいがあるってよ」 噂話に興味を抱いて、容姿端麗身体能力抜群の鮫島くんの後をつけた、成績優秀で自分の欲望に忠実な高校生栗林梨太 尾行の後知らされたのは、鮫島君は文字通りの異邦の騎士だった 容姿、来歴だけでなく、鮫島くんの振る舞いに惹かれる梨太 鮫島くんの姉兼上司鯨さんに依頼された『人探し』に、息を吸って吐くレベルでさっくり解決していく 次第に親交を深めていく鮫島くんと梨太。そして鮫島くんの真の目的が明らかになる それはマッドサイエンティストと脳筋男、テロリストの首謀者の捕縛だった 安楽椅子探偵を決め込んでいた梨太に、突如振られる最難関ミッション しぶしぶ了承した梨太が要求した報酬とは？ 作者がジャンル迷子と呼ぶ、様々な要素を詰め込みながらも、トークラリーや展開はサクサク読めて読み応えも充分なラブコメディー「で、結局鮫島くんっておっぱいあるの？」

おっぱいの嫌いな男子がいるでしょうか？おっぱいに興味のない男子がいるでしょうか？私は好きです。いかなるおっぱいも好きなのです。貴賤はないです。声を大にして言いたい。というわけで、タイトルに「おっぱい」。キャッチなタイトルです。それがまず目を引く作品です。それゆえ、ネットの各処でネタになってます。しかし、それだけの作品ではない。断言。ＳＦ的考証を基盤としたＴＳキャラと理系男子のラブコメ。そして、細かな造形まで描かれた魅力的キャラたち。演出力、描写力など高い水準の作品であることは間違いないのです。市場のムーブ次第で、書籍化されるレベルにある作品です。商業作品とそん色ないことは、ネット小説大賞２次通過の実績が担保しています。物語は男子校から始まります。おっぱいのある男子生徒？ なぜ？さあ、読んでみましょう。私にとっては時間を忘れて読めた稀有な作品だったのです。

『おっぱい』 非常に目を引く単語です。そして下品とされて一般的社会で忌避される単語でもあります。 ですが、おっぱいに対する羞恥を捨て、そしてほんの少しの興味を抱いて、まずは一話目のリンクを開いてください。 そこにはタイトルの軽薄さと裏腹に、丁寧な情景描写と共に語られるストーリー。 普通なのにどこか変な語り手リタくん、どこか変なのに普通な鮫島くん、そして彼らを取り巻く個性豊かな人々。 一度読み始めたならば、いつしかこの不思議物語に引き込まれてしまいます。 そしてタイトルの『おっぱい』という奇天烈な単語など気にならなく――なるわけがない。 おっぱいによって語り手リタくんと主役鮫島くんが出会い、おっぱいによって絆を深め、そしておっぱいによって困難を打破するのです。 読み進んだならば『鮫島くんのおっぱい』というタイトルしかこの作品にありえないということがわかるでしょう。

題名に衝撃を受けて、ブラウザバックをしてはいけません。これは一途で全力な少年と、不器用で無口な美形ヒロインとのラブストーリーなのです。とはいえ、もちろん普通の恋愛ものではありません。なんといってもヒロインは、雌雄同体という特殊な種族。しかも故郷のラトキア星では騎士団長もつとめる無敵なお方。国籍も言葉も文化も常識も、あげくに生物としての種族さえ違う。一筋縄ではいかないストーリーですが、とてもよく練られていて、恋愛ものとしてもSFとしてもうまく成立しています。権力も戦闘力もない可愛らしい少年は、いかにヒロインを振り向かせるのか。そしてかっこよすぎるヒロインが、どのようなヒロインへとかわるのか。主人公たちの選択をどうぞ見守ってください。ブクマ公開は恥ずかしいという乙女なみなさま、非公開設定やお気に入り登録という手段もございます。この作品を読まないなんて、もったいないですよ。

鮫島くん、おっぱいがあるんだってよ。「○○、部活、やめたってよ」バリの興味そそられる導入から物語は開始されます。――唯のデブじゃねえか！ そう思われた方が多いと思います。安心してください、違いますよやせ形の鮫島君、ルックスもよく、股下も長いモデル体型。そんな鮫島君に、なぜおっぱいが！？そんな噂が流れつつ、物語は高校の体育祭で幕を開けます。――ああ、学園ものね。 そう油断した方もいるかと思います。安心してください、違いますよ（合ってたらすいません）テロリスト、ラトキアの騎士、惑星ラトキア SF? ファンタジー? 様々な謎が次から次へと出てきて非常に面白かったです。コメディタッチで描かれていますが、実際には文章も非常に繊細で引き込まれる内容になっております続きが気になる方は是非、読んでみてはいかがでしょうか？

「三年の鮫島くん、おっぱいがあるってよ――」この噂を聞いたら一体どうするのか＿＿。男子におっぱいが存在するのってありえないと思います。その真相を知りたければこの物語を読んでみるといいかもしれません。男子高校生とは思えない秘密の存在、気になると思う人はいるんじゃないでしょうか？きっと女性でも楽しめるかもしれませんので、読んでみる価値はあると思いますよ？さあ、鮫島君におっぱいはあるのか、真相を知りたかったら今すぐこの物語へGO！