月影異聞～ツンデレ魔王とマイペースな勇者と天然な若様＋αが紡ぐ物語～

　この物語は、ツンデレ魔王とマイペースな勇者と天然な若様が異世界へと召喚され、おバカな見習い神とその幼なじみのギルマスと共に成長して行く姿を描いた物語である。

――――
　この世界の名は『ムーンライト』……一応、魔法世界である。
　『月の光（月影）』と云う意味の名を持つ剣と魔法のこの世界で、旅に出た創造主より見習い神の補佐を任された天使達。騒々しいながらも平穏な日々を過ごしていた彼等であったが、ある日、それは起こった。

　召喚された魔王と勇者。それにある意味巻き込まれた若様。
　見習い神と、その幼なじみの青年をも巻き込んで物語は動き出す。

　消えた過去と揺らぐ未来。 永久の柱に刻まれた魂の記憶と、時空の狭間に散らばる『|失われし世界《ロスト・ワールド》』の記憶の断片。
　真実を知った時、彼等は何を思い、何を願うのか……。

「魂レベルで刻まれた決意。己の魂すら懸けて散った、かつての神に、英雄達に……誇れる存在で有りたいから」

　『魔法世界ムーンライト』
　この世界に転生した者達の魂に刻まれた前世の記憶。
　その記憶が甦る事が無くても、彼等の魂に刻まれた決意。

　神の願い。魔王の思惑。勇者の決意。
　彼等が出逢う者達と、それぞれの選択肢によって、紡がれる未来は幾重にも分岐する。

「お前達が思うように進むといい……未来は、お前達が選んだ先にある」

――――
※旧タイトル『異世界召喚!?　魔法世界ムーンライト』
※この小説は、E★エブリスタで投稿したものを加筆修正して投稿しています。