予知姫と年下婚約者 完結日:2019年9月22日 作者:チャーコ 評価:★★★★☆ 4.1 未来予知の夢、予知夢(よちむ)を視る女の子のお話です。下がってしまった未来予知の的中率を上げる為、五歳年下の美少年と婚約します。 本編と特別編の間に、番外編の別視点を入れました。また「予知姫と年下婚約者 小話集」も閑話として投稿しました。そちらをお読みいただきますと、他の視点からお話がわかると思いますので、どうぞよろしくお願いします。 話数:全125話 ジャンル:恋愛 現実世界恋愛 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:現代 舞台:未登録 雰囲気:じれじれ 展開:すれ違いハッピーエンド その他要素 年下男子 美形 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
予知姫である虹川月乃さんには、親が決めた婚約者がいる。5歳年下の瀬戸征士くん。美少年で『資質』がある、虹川家にとって申し分ない相手。きっかけは政略結婚と言えなくもない出会いですが、出会い方なんて関係ない!誰かを好きになるからこその苦しさやすれ違いは、どんな出会い方をしていても、どんな家柄の相手とでも、真剣になればなるほど生じるもの。月乃さんと征士くんの恋愛も、そんなつらい思いとは無関係ではいられません。けれど月乃さんに想いを寄せる征士くんは、そんな壁も健気で一途に乗り越えようともがきます。そんな征士くんが、たまらなく可愛らしい!思わず応援したくなるし、気が付くと、彼と一緒に一喜一憂しながら月乃さんとの恋を見守っています。想いを受ける月乃さん、想いを貫く征士くん、そして彼らを支える周りの友人たちを通してきっと感じるはずです。恋って素晴らしい! と。
ジレーラモ「年下ノ男ノ子カラグイグイ来ラレルノッテ、ソシテソレヲジラシツツ、ウマクイナシテクノッテ、イィーヨネヘェーッ! (またこんな始まり方か…… 年の差5歳。出会った時の相手は、中学男子。 親同士の決めた事とは言え、そして二度見されるほどの美少年とは言え。 なかなかに障壁の高い恋模様と思われますわよ、奥様?(誰 案の定ふとした行き違いから、婚約解消へと至ってしまうのですが。 互いを想う気持ちは、一度白紙に戻ってから、その過ちすら糧にするかの如く、ジレつつも一気に昇華していくのであります! そう、まるで予知できない夢のように……ッ(うまいことを言った体だが、比喩にはなってない 所々に筆者様の実体験が込められているという事を最後に知り、鼻息荒く読み返したのも今は夢のまた夢(どういうことだろう 読メバ、青春ノ光、輝クネ!(ジレーラモお前がシメるんかい!
これを書いた人は、きっとすんごくイイ人なんだろう。登場人物に嫌な人がいない。ヒロインの好きな人に横恋慕して、妨害してくる恋敵がいることはいるが、でも根本的に「良い子」である。(その辺のくだりはちょっとドキドキしたり)でもこの物語の中で一番良い人間はなんと言ってもヒロインの婚約者だ。どれほど良い人間かは読めとしか言えない。で、読めばあなたはヒロインに対してこう思うだろう。『この果報もんがっ!』こんな幸運なことありかよ?と思うけど、でも筆者が凄くイイ人なんだろうなと思う。それが嫌味じゃなく、すんなり読者の心に入ってくる。たまにはいいか。こんな甘い甘い物語も。
物語の始まりは政略結婚のような感じで始まります。でも、物語が進むと……。そこには等身大のキャラ達の葛藤や想いが描かれていて、物語にどんどんと引き込まれます。そして、物語の中で『予知夢』がどういった感じで影響してくるのか?最初は政略結婚のような感じで始まる恋物語。それがどのような展開を迎えるのか?二人の想い、すれ違う心……。ハラハラドキドキの等身大のキャラ達の恋愛模様をあなたも一度読んでみませんか?読み終わった後、温かい気持ちになれますよ?
本レビュー作品の『予知姫と年下婚約者』というタイトルの通り、物語の始まりは政略結婚のような、そんな出会いから始まります。予知姫――予知夢によって未来予知のできる女性である主人公「虹川月乃」と、年下婚約者――その予知夢の的中率を上げることのできる婚約者「瀬戸征士」の恋愛物語ですが、読み始めは「ああ、こういうギミックを仕込んだ恋愛物語なのか」と思って読んでいました。しかし、物語の転機――これは本作品を読んでもらいたい理由でもありますが、この転機を境に、この恋愛物語は面白く、そして深く、どんどんと読み進めてしまう魅力が溢れ出てきます。よくある、恋愛物語特有のじれったさを一切感じさせず、ただひたすらに物語の中へと引き込まれる、そんな魅力が。そして私は思いました。「こんな『恋模様』も、きっとある」、と。少し不思議なギミックを含んだ恋愛物語に浸りたい方、そんな方にオススメします。
高校生の月乃の婚約者は中学生になったばかりの征士。年下の美少年とのラブストーリーです。とはいえ、いやらしさのかけらもない美しく読みやすい文章。ボリュームのあるお話なのに、すいすいと読み進められます。ヒロインの月乃は物静かでどちらかというと自己評価の低い天然系。ヒーロー征士は白皙の美少年。この年の差カップル、婚約者というレールがありながらまだまだ間には超えなければならない壁があります。二人の間の温度差、心のすれ違い、自覚していく思い。ぜひ、ふたりの恋の成長を一緒に見守りませんか?おすすめです。
本作は予知夢を見る主人公・月乃と年下の婚約者・征士の恋愛物語である。征士は正に理想的な恋人で、月乃が彼に惹かれることには誰もが納得であろう。一方で征士も美人で家庭的な月乃に惹かれていくが、事はそう上手く運ばない。予知夢的中率の低さ故か月乃は自己評価も低めで、描写加減を間違えれば卑屈なだけになってしまう。しかし本作は描写が巧みであり、嫌味が無く共感を得られやすいキャラクターとなっている。その結果、一途な征士を応援しながら先へ先へと読み進めさせる力が生まれている作品である。文章面では一人称視点の小説であるが、無駄な部分が無くくどくない。一話ごとの区切り方も含めてテンポが良く、読み進めやすい作品となっている。気軽に読んでみるとはまってしまう本作、憧れの男性との恋愛模様を楽しみたい方に特におすすめである。
レヴュータイトルの通り、婚約者である征士くんが、いろんな意味での快進撃に打ってでます。ヒロインを射とめるために。読み始めはほのぼのと、中盤からが征士くん本領発揮。その快進撃の過程がとても刺激的で、ドキドキする台詞や行動に目がはなせません。こんな婚約者がいたら女冥利につきると思うのです。言葉だけでなく、行動をともなった征士くんという婚約者は女性の憧れだと思います。
予知夢を見る女性が美少年と婚約する。よくある恋愛ものだと思って、軽く考えていました。しかし、読み進むにつれて、それが間違いだと気付かされてしまいます。いつの間にか続きが気になって仕方なくなるのです。それも恐ろしいほどに。そして、気が付くはずです。これはただの恋愛ものではないと。主人公の月乃。最初はおっとり系かと思わせておいて、実に巧妙かつしたたか。それでいて、作者様の感情表現のうまさで、嫌みなく表現できているのは、驚嘆に値します。一風変わった恋愛ものを読まれたい方、じっくりとはまって読まれたい方。ぜひおススメです。気が付けば最後まで読んでしまう、そんな素晴らしい魅力のある作品ですよ。
予知夢を視る事が出来る不思議な家系に生まれたけれど、的中率六割ちょっとで恋愛に唐変木なお姉さん。そしてそんなお姉さんと結ばれれば、的中率10割の子供を誕生させられるであろう『資質』を持つとされる、五歳年下だけど真面目でしっかり者な中学生。この物語はそんな二人が婚約する所から始まる恋愛物語となります。少しの時間で区切りの良い所まで読める文量、先が気になる展開、それに加えて幼子があっという間に大人の女性になるような展開の速さのため、サクサク読み進める事が出来ます。皆さん、本編読了後、きっと温かな気持ちになれますよ〜♪