評価:★★★☆☆ 3

 大学生の羽続翔(はねつぐかける)は、ある日サイトで「世界救済計画」の存在を知る。
 その計画によると、この世界には、かつて魔物を封じる光の結界が施されていたのだが、それが限界を迎えつつあるのだという。そして、その原因は人間の負のエネルギーであり、このままでは百年と持たず、再び魔物が世に解き放たれるというのだった。
 そして羽続は、その計画を創設した「クリエイター」から、この現状への打開策を問われる。
 これに対し、羽続は「何もしない」と答えるが、クリエイターから「救済者」の有資格者と認められる。そして「クリエイター」の力により影の魔人「シェイド」となった羽続は、宣言通り世界の危機を無視。世界を遊び歩いた後、ハレー彗星に乗って、地球を旅立つことを決める。
 だが、その矢先、羽続は幼馴染の梵白羽|《そよぎしらは》が妖狐に取り憑かれていることを知る。そして、その妖狐を撃退した羽続は、そのまま梵のボディーガードになる。
 その後、羽続は梵の妹である中学生の羽矢|《はや》が、クラスメイトからイジメを受けていることを知り、これも撃退する。
 そして羽続は、自分がいなくなった後も羽矢が学校で迫害されることがないよう、学校に学園裁判所を導入することを考える。
 学園裁判所とは、羽続が考案したもので、学校でのトラブルを学校独自の裁判制度によって解決しようというものだった。
 羽続は、その導入実現のために、生徒会長の久世来世|《くぜらいせ》に助力を求める。そして久世は、この羽続の頼みを引き受ける。
 実は、久世は三年前に起きた、イジメによる自殺を原因とする殺人事件の関係者であり、生徒会長になったのも、自殺した幼馴染のような犠牲者を、これ以上出さないためであった。
 そして久世の協力もあり、羽続は学園裁判所を清川中学校に設置させることに成功。その検察官役として羽矢を抜擢することで、彼女が迫害を受けないよう、二重の安全策を講じる。
 こうして学園裁判所は、久世生徒会長の下、正式に活動を開始することになるのだった。



登場人物
主人公属性
職業・種族
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雰囲気:

その他要素
注意:全年齢対象