評価:★★★★☆ 4
光の扉をくぐり、数多の世界を渡り続ける一人の男がいた。『世界』に求められるままに「役割」をこなし続ける。彼はそれを『仕事』と定め、自らを『玄人(プロ)』と呼んだ。これはそんな一人の男の業務報告である。あなたが出会った謎多き人も、あなたが出会った設定の怪しい人も、それはひょっとすると彼なのかもしれない―― (2019/09/21完結! 四年半に亘りありがとうございました!)
話数:全375話
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
完結日:2019年9月20日
作者:千場 葉
光の扉をくぐり、数多の世界を渡り続ける一人の男がいた。『世界』に求められるままに「役割」をこなし続ける。彼はそれを『仕事』と定め、自らを『玄人(プロ)』と呼んだ。これはそんな一人の男の業務報告である。あなたが出会った謎多き人も、あなたが出会った設定の怪しい人も、それはひょっとすると彼なのかもしれない―― (2019/09/21完結! 四年半に亘りありがとうございました!)
千場葉様の『玄人仕事』をご紹介させていただきたいと思います。 まず主人公の伊達良一、この男は『粋』という表現が似合います!! この話では伊達良一以外に多くの主人公達が現れます。実はこの伊達良一という人物の仕事は数々の異世界を巡り、その各世界の主人公を助ける事なんです。 そのため、訪れた異世界(章ごと)で話がガラリと変わります。ファンタジー系の異世界に行けば魔法が幅を利かせ、学園ものでは超能力者達が、SFでは巨大ロボットが、という風に章ごとに色々な話を楽しめるわけです。 しかし、どんな世界でも主人公の伊達とクモは変わりません。軽口をたたき合いながら困難なミッションを成し遂げていく様は本当に痛快です。 伊達良一がどのような仕事をしているのかは皆さん自身の目で確かめて下さい。あなたの好みの世界が絶対にあるはずです。
読みごたえのある、大人のファンタジーはいかがですか?本作は多世界を渡り歩き、怪異を解決する主人公の物語。大長編の物語です。多世界……国だけでなく世界そのものが違う。主人公の伊達はその地の人々と交流をはかりながら、『仕事』をやり遂げる。 見どころの一つはやはり各世界での人々との交流の中で分かる伊達の魅力。頼りになるちょっと年の行ったヒーローと言う感じです(二十代です)。しかし、その年の功が伊達の考え方に魅力を出しています。そして迫力のある戦闘描写。戦闘は描写もさることながら、その内容にびっくりする事でしょう。魅力的なキャラクター。可愛い、体長20センチの妖精の相棒や、各世界で登場するヒロインたち。もちろん男性キャラも魅力的です。今日、#6が始まりました。章ごとに読んでもいいそうなので、ぜひ#6を覗いてみませんか?
ファンタジーものというカテゴリーになっている作品ですが、どちらかというとダークファンタジーに近く、なかなか読みごたえのある作品です。連作の体裁を取りながら徐々に一本のストーリーに集約していく形で、まだ連載が終わったわけではないのですが、この話は最終的にどこでオチるのだろう、と、読み手の期待感を膨らませます。主人公・伊達良一はなぜ、輝く扉から扉へ世界を旅しているのか? 彼の正体はこれから明らかになるといいな~。。。早く知りたい!すごく筆力があり、たぶん構成もよく練って書かれていると感じます。戦闘シーンがすごく上手です。設定にも、テンプレ作品とは違うオリジナリティがあり、今後注目の著者さんなのです! ぜひ応援よろしくお願いいたします☆