評価:★★★★☆ 4.1
いじめられっ子だった無力な少年が、落とし穴を掘っていた。
いじめの主犯を穴に落とすために。
殺すための武器も用意していた。
だが、落とし穴に落ちたのは、醜悪な豚鼻の人型生物、オークだった。ある私立の全寮制の学校は、それが存在する山ひとつまるごと、異世界に転移する。なんのちからも持たなかった少年は偶然、モンスターを殺し、レベルアップする。
得たスキルは、付与魔法と召喚魔法。
その瞬間から、少年は無力ではなくなった。モンスターに対抗できる、稀有な存在へと進化した。
ちからを得た少年は、異世界に転移した学校で、さまざまな選択を突きつけられる。自分ひとりで生きるために最適な召喚魔法か、それとも他人と共に戦うための付与魔法か。
少年は天秤にかける。
話数:全251話
ジャンル:異世界ファンタジー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
いじめられてた少年が、復讐の為に落とし穴を掘っていた。その時、全寮制の学校がある山ごと異世界へ転移するトラブルに見舞われて。落とし穴でオークを倒したことで、レベルアップしてスキルを得た。ゲームのような要素のおかげで対策はできるが、何故転移したのか、この世界はなんなのかは不明。だが、戦わねば生き残れないのだ。学園転移なので人数は多いですが、容赦なく死人も出ます。次第に情報も集まってはきますが……戦い続ける彼らの内、誰かが倒れてしまわないかハラハラしながら読みました。最後まで読んだ時、作中の濃度に反して短い経過時間に、きっと驚くことでしょう。
え?この内容で○日しかたってなかったの?と思わずにはいなれない濃い内容です。レベルアップに伴い別空間に飛ばされる、その空間を上手く使う。全体構成とストーリーは私にとって大満足途中でレベルアップについていけなくなるかもwでもでも、倫理など色々な障害をどうにか突破出来、アニメ化したらめちゃくちゃ売れそうだなぁと。他作品も期待してます( ^ω^ )
異世界でレベルアップしつつスキルを獲得、というのはよくある話ですがこの物語はその辺がかなり丁寧です。序盤は少ないMPとしょっぱいスキルをやりくりしつつ、知恵と連携で戦っていくのが見所。しかして途中からはある程度ながらも強力な使い魔やスキルを使えるようになる事で、どんどん戦略の幅が広がっていくのが見ていて楽しいのです。それは様々なRPGに手を出して来た諸兄ならばお分かりの筈。レベルと装備が整うまでは怖くて仕方がなかったあのモンスターが、整ったが最後経験値にしか見えなくなるあの感覚です。登場人物も良い意味で人間臭く、主人公の葛藤やヒロイン達を守り時には守られる姿も自然と受け入れられるのではないでしょうか。無論、過去にいじめになんぞ遭った事がなく順風満帆に生きてきた人間には想像の埒外でしょうが。自分ならどんなスキルを選ぶかな?そんな事を考えながら読んでみるのも楽しいかも。
ハーレムもの。しかし「倫理的に主人公が高1で中1から中3までの少女達と作中でエッチするという内容はNG」という今時のモラルに縛られた方は読まないようにしましょう。ついでに古典の授業の源氏物語もボイコットしましょう。w内容は6日間の異世界転移の冒険譚。展開も面白くこの手の作品にありがちな都合の良い展開やスキル習得にもそれなりの裏づけがあり、「稚拙な展開や矛盾に嫌気がさして中断」という読破の妨げにはなりませんでした。また作者の描写力が高く、場面場面での戦闘シーンが容易にイメージできるのも良かったですね。プロの編集者のアドバイスの下に修正を加えて、さらに作画力のある漫画化がコミカライズすれば売れるのにと思うぐらいの良い作品でした。
おもしろいけど、半分読んで思ったことは読んでて疲れる。設定として、レベルアップしたときの時間が止まった部屋ですごしているとしても、人の成長部分があまりにも雑すぎる。ちょっとやっつけになってないかな?もう少し調整したら、もっと良くなるんだろうなって思う。とくに飛躍している部分が異世界とレベルアップ時の場面ご事の書き方なのかな。
舞台は山中の学校。 ある少年は酷い虐めを受けていた。 虐めの主犯を殺すために落とし穴を掘り、穴に落ちるのを待っていた。 落ちたのは『オーク』。 ファンタジーの世界にしか存在しないはずの生物。 それに気付かず、少年は持ってきた竹槍で敵を殺す。 そして、少年は二つの力を手に入れる。 一つは孤独を貫くスキル。 二つ目は仲間を必要とするスキル。 矛盾した心を抱えながら、少年は状況を理解する。 化け物が徘徊し、女は犯され、男は殺される。 弱肉強食で力が必要。 虐めはあれど、平和だった世界は崩壊し、残虐な世界が牙を剥く。 ただ、その世界での少年は無力では無い。 ならば、少年はどのような道を歩むのか。 孤独を貫き、抗うのか? 仲間を集め、戦うのか? 道は二つ。 どの選択を取っても、地獄なのは変わらない。 少年の選択は? その答えがこの物語の終着・・・。
主人公の責任感が強くなっていく様子が描かれ、必死に努力しているところがいい。また、弱味を見せる人間らしさがあるのもいい。どちらかというと、二次元よりも三次元らしさを感じる作品だ。ヒロインたちが主人公を支えたくなる気持ちも、良く理解できる。今まで読んだ小説の中で、本当に応援したくなる主人公の形だと思う。
物語は学園ごとの異世界トリップ物。タグにハーレムとついているので、ハーレム嫌いの人は避けてしまうかもしれませんが、是非に一度読んでほしい作品です。トリップですが、他と一味も二味も違うはず。ストーリー的にはシリアスが続くのに、イキイキとしたキャラクター達が笑いを誘います。サクサクと読めてしまうのもとても良い点だと思います。ハーレム物が嫌いな私としては、タグのハーレムを見逃して読んで本当に良かったと思いました。今後の展開もとても楽しみです。
異世界転送学園サバイバル物です。 更新も早く、文章もすっきりしていて読みやすいです。 主人公はいじめに耐えかね、相手を殺そうと画策します。 しかし罠に嵌ったのは人ではなく豚のようなモンスター、オークでした。 そこからRPGのようなスキルを駆使してモンスターに占拠された学園でのサバイバルが始まります。 一難去ってまた一難の連続で、毎回ギリギリの戦闘や、生徒たちとの交流が面白いです。 スキルの意外な使い道や利用法が楽しめます。