評価:★★★★☆ 3.8
冒険者ギルドでポーション仕入れ担当をしていた職員、ノートン。
彼はより優秀と評価されたキャリーの登場で職を失う。
退職までの猶予期間もあったしそれまでの給料も満額支払われたが、それでも長く勤めた職場を去ることは悲しい。落ち込むノートンだが、その後任であるキャリーの紹介もあり、新しく力を付けてきた別の冒険者ギルドに再就職することになる。
そこでコネを使い、以前と同じ仕事をして、ちょっと安くなった給料に不満を持たず、再出発をする。一方、ノートンを首にした冒険者ギルドは徐々に歯車が狂っていき……
※全5話
※過度のざまぁはありません。主人公は復讐をしません。
※「まともな理由による追放」「無能過ぎない元の職場」「能力を隠していない主人公」「悪党相手であれば何でもしていいとは言わない」といったコンセプトです。
話数:全5話
ジャンル:ヒューマンドラマ
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
” 冒険者ギルドのポーション仕入れ担当の職に就いていた主人公は物語冒頭でクビを言い渡されてしまう。彼より若く優秀な新人にポーション仕入れ担当のポジションを奪われてしまったのだ。 ……この様な導入のなろう小説は””お約束””と言っても過言ではないほど、ありがちな展開と言えるだろう。もはや見飽きたものである。 しかしこの作品ではその後の展開が並のなろう小説とは異なる。 ギルドをクビになった主人公はチート能力を得るわけでもなく、復讐に燃えるわけでもなく、普通に別のギルドに再就職し、普通に働く。そして普通の結末に至るのである。 だがそれが『逆に新鮮さ』を感じさせるのだから面白い。 『わくわく』ではなく『ふむふむ』な展開の中にあるこの作品の面白さは、並のなろう小説に飽きてきた読者に『逆に新鮮で面白い』と感じさせること間違いないだろう。”