七原千景30歳。夫の尚宏、娘の夏乃と3人家族。フルタイムの仕事をしている。
今月から、新しく配属となったプロジェクト。そのプロジェクトで待っていたのは、以前バイトをしていたカフェで一緒に仕事をしていた、見覚えのある彼だった。
「もしかして、千景ちゃん?」
懐かしいその声に、昔の記憶が蘇る。
──大学生活も残り2年になった頃、私は恋をしていた。
バイト先の1つ下の男の子『桐谷航河』は、私、『藤田千景』の思い人である。あの時私は、彼の存在が一番で、何より大切な存在だったのだ。
付き合っているのかと勘違いする人が出るほど、私達は仲の良い2人であった。
大好きだった。愛していた。
例え、その恋が、実らなかった恋だとしても。
私は、確かに。『桐谷航河』に恋をしていたんだ。──昔好きだった彼と、数年越しに再会した千景。その彼とは、千景の結婚を機に連絡を取らなくなっていた。
昔好きだった彼が、昔と変わらぬ優しさのまま今目の前に現れる。
今と昔を重ね合わせては、その時の気持ちを思い出す千景。昔と扱いの変わらない航河は、一体、何を思い千景と接するのか。※現在と過去の回想が織りなす、甘くてほろ苦いラブストーリー。
※クスリと笑える要素あり。
※もどかしさ、焦ったさ多目。
※彼女にいる男性に恋をします。NTR等の表現はありませんが、人によって考え方、行動、表現において不快となる部分が含まれる可能性がございます。ご注意ください。
※泥沼化はしません故、悪しからず。
※過度なアダルト要素、また恋愛につきグロ要素などは含まれておりませんが、日常であり得る下ネタ、アダルト表現、未成年の飲酒喫煙等の表現が含まれるため、R15としております。ご了承ください。※※※ Key Word※※※
甘酸っぱい 片思い 両思い 夫婦 恋人 カップル 友達 友達以上恋人未満 じれったい 想像 男女 女主人公 昔話 デート いちゃいちゃ 甘々 ラブラブ 仲良し 男友達 女友達 NL 恋愛話 あまあま 涙 過去 思い出※この作品は、同作者名及び同作品名にて、ブログ、アルファポリスに掲載しています。
※作品及び作品情報について、予告なく加筆修正を行います。
あの時、一番好きだった君に。
完結日:2019年9月12日
作者:赫峰あくる
評価:★★★★☆ 4.1
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:ほのぼの
展開:未登録
注意:R15