評価:★★★★☆ 4
「……こっちだ」
「はい! さすがは、ユウリ様!」
「ユウリ先輩、ホント格好いい……」言えない。発言する機会を窺ってたせいで、一時間も前から、道を逸れてるだなんて言えない。
外面だけは完璧な好青年である『ユウリ・アルシフォン』は、最高位であるSランク冒険者にも関わらず、コミュ障を拗らせていたせいで、一度もパーティーを組めたことのない問題児だった。
彼は自分のコミュ障を改善しようと、全くの他人だけで構成されたSランクパーティーに加入するが……メンバーたちは全員が重度のユウリファンであり、勘違いの果てにリーダーへと任命されてしまう。
果たして、コミュ障のユウリは、Sランクパーティーで、コミュニケーション能力を改善できるのか!?
時代:未登録
舞台:ダンジョン
完結したからには盛大にネタバレしてやるぜ!ということで好き勝手に書くつもりでいますが、この作品はいわゆる『ご都合主義の勘違い系最強チート俺TUEEE!!物語』です。でありながら! そうした作品を愛し求める方々に「え? なんか違うわ……そんなん求めてないんですけど」と思わせてしまうだろう内容を多分に含んでいます。つまり駄作……と切るのは簡単ですが、ちょっと待って欲しい。人のお話は、最後まで向き合って欲しい。物語に登場する権利は、なにも英雄一人だけのものってわけじゃないでしょう?最後まで読んだ今、この作品は私の中で紛れもなく、「ご都合主義の勘違い英雄の武勇伝」として光り輝いています。この物語をあなたにも共有してほしい。駆け足で、濃密で、クライマックス続きでまるで砂糖入れすぎたピーナッツバターみたいなことになってるけど、きっと最後まで読めば後悔はさせませんから。
あの怪奇作「ヒモになりたい俺は、ヤンデレに飼われることにした」の作者、とまとすぱげてぃが贈る異世界ファンタジー。もちろん、それがただのなろうファンタジーであるはずがない。ジャンルは最近良くある勘違いモノだが、この小説は他の小説とは一線を画している。やはり、無自覚な主人公が本人の意思とは見当違いな伝説を作っていくのは間違いない。しかし、コレは周囲の作り込みが半端ない。どうせ主人公が搔き回すから…と言った理由により適当でありきたりになる主人公以外の視点のストーリーだが、この小説はここが良く作り込まれている。周囲だけで…主人公なしで本が書けそうなくらいだ。それを主人公は台無しにしていく…これほど残念な物語はないだろう。相変わらず作者の力の入れ方はおかしい(褒め言葉)ありふれた勘違いモノに飽きた諸君、ぜひ一度読んでほしい。
とまとすぱげてぃのファンタジーの小説って、どんな感じ???取り敢えず、読んどけ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾必ず、笑顔になれるから(〃ω〃)今回は『コミュ症のユウリ』が、みんなと仲良くしたい!たったそれだけの事で、パーティを組み、そしてユウリのあり得ない解釈から、厄災級の事件を勝手な解釈で解決してしまう(笑)まさに神レベルの強さを持っている、ユウリ•アルシフォンの物語。1番の注目は、とまとすぱげてぃのセンスが眩しい程に光る、会話文が絶妙で感情移入が簡単に出来る小説である事(〃ω〃)本当に笑えます(`・∀・´)とまとすぱげてぃの、もう1つの作品のヤンデレの小説を読んでいる方も沢山いると思うが、読んでない方は読む事をオススメします。そして、活動報告も必須です(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾もっと、とまとすぱげてぃが、好きになるからです( ̄^ ̄)ゞ