評価:★★★★☆ 4
湖のそばの長閑な街で少年少女期を過ごし、数年の時を経て別の街で再会したふたり。
ウィルトールの母にお菓子作りを教わるアデレードはそれを口実に彼との逢瀬を重ねていた。
七歳の年の差は縮まらなくても背は釣り合いのとれる高さになった。
内面だってすっかり一人前だと思っている。
なのにウィルトールはいつまでたっても子ども扱いをやめないのだ。ついに爆発したアデレードは部屋を飛び出し、街を流れる川の土手に座りこんでいた。
幼少期の優しいやりとりを思い返すうちに短慮を起こしたことを後悔するアデレード。
やっぱり素直に謝ろう、そう決意したところでウィルトールが迎えにやってくる。これは七歳上の幼馴染に恋するおてんば娘が脱・兄妹を目指して頑張るドタバタ恋愛ファンタジー。
※【Honey and Apple】の前日譚にあたる物語が【綺羅星の子】になります。
※筆者の描いた挿絵が入ったページがあります。挿絵不要の方は非表示設定にてご覧ください。(2019.4.29)
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:未登録
展開:ハッピーエンド
注意:全年齢対象