評価:★★★★☆ 4
書けなくなった俺の前に現れたのは、甘党少女でした。
もうやめよう。小説はもう書かない。そう思っていたのに、彼女は書かせようとしてくる。
「書いてください。もう甘いのは良いです。そう言いたくなるくらいの、とびっきり甘いお話を!」
もう書きたいことは書ききった。全てを出し切った。そう思っていた。
「家事は全部します、何か書いててください。甘い話が良いです」
「抱きしめてください。あとでその時の様子を文章で表現してください!」
これは、俺が再び筆を執るまでの物語。答えを探す物語。
※現在一日一話投稿中。バイトがない日は二話!
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:ほのぼの
展開:未登録
その他要素
注意:R15
ネット小説がヒット後新作が書けない主人公と、その小説に救われた、ある秘密を背負った女の子(以下ヒロイン)の日々を綴ったお話。ヒロインは、自身を救ってくれた主人公に、あの手この手で小説を書かせようとし、主人公はそのヒロインの勢いにタジタジ。そりゃ、年下のかわいい女の子がお仕掛け女房みたいになるのだから、平静でいられるわけもなく。物語は、そのイチャイチャな駆け引きを軸に進んで行きますが、あるとき、主人公はヒロインの秘密を知ってしまうことに。甘い甘いやりとりは楽しい。そして遂には運命を変えて生きていく二人を応援したくなる。そんなお話です。
一つ連載が完結し、しかし新作が書けず、小説をやめようと思っていたWeb小説作家が、熱心なファンの女の子と出会い、再び筆をとる物語です。本作のヒロイン神代凪は押せ押せで主人公にガンガン行きます。とても可愛いです。ただヒロインの可愛さを楽しむだけではなく、緩急ついた展開は先が楽しみになります。毎日更新されるのも推せるポイントです。