評価:★★★★☆ 3.9
俺、畑中幸司。
過疎化が進む雪国の田舎町の雑貨屋をしてる。
来客が少ないこの店なんだが、その屋根裏では人間じゃない人達でいつも賑わってる。
賑わってるって言うか……祖母ちゃんの頼みで引き継いだ、握り飯の差し入れの仕事が半端ない。
食費もかかるんだが、そんなある日、エルフの女の子が手伝いを申し出て……。まぁ退屈しない日常、おくってるよ。
※2019年二月四日未明に、ポイントが五桁に到達しました。
ありがとうございます。
話数:全176話
ジャンル:ヒューマンドラマ
雰囲気:未登録
展開:スローライフ
その他要素
注意:全年齢対象
このサイトには「個人の善意」を「やりたいからやっている」と口にするタイプの「個人の好意や厚意」と「個人の善意」を公私混同させる理屈で動く「個人主義の主人公」は多く見られます。 ですが、「やらなければ飯がまずくなる」とか「目の前で死なれちゃ迷惑」と口にしながら、自分にできる限りの善意で動く主人公は、少ない。 この物語は後者のタイプの主人公を好むのなら必見の物語です。 個人主義は「厚意で動いても善意では動かない」という考え方なので、「純粋無垢」である事と「善意で動く人」を混同すると「享楽主義」になって利己主義に近づいてしまいます。 この物語は、そんな厚意と善意の違いを実感させてくれる物語です。 ボランティアは「無償の善意」ですが、資本主義万歳の日本でそれを行うのはタイヘン。 ならばどうする? 異世界の物を売ろう。 これは、そんな「現実的な善意」の物語です。