評価:★★★★☆ 4.2
※第1回モーニングスター大賞 一次選考通過
※ 運営からR18認定されました。どこが該当なのか分からないので手あたり次第に改稿しています。なので繋がりがおかしくなっている箇所があるかもしれません。
ノーカット版http://seesaawiki.jp/delion/d/※架空世界を舞台にしたリアル風ダークファンタジ ー戦記、ハードシリアス系群像劇です。
※戦争・謀略・政治闘争メインです。
※登場キャラはほぼ「悪いヤツ」です。
※チー ト、ハーレ ム、異 世界転 生、魔 法やモンスターなどの要素は基本ありません。
大国ディリオン王国は暴虐な王と貪欲な貴族の対立により戦乱の嵐に包まれた。
若き領主ジュエスは否応無しに戦いの渦中へと引きずり込まれていく。
そして悲劇の姫君、無力な平民、王土の覇者達と共に無情な時代を築いていく。
戦乱による歴史の大流を幾重にも描く、英雄と狂人達の群像劇。ノーカット版はこちらに掲載 逐次更新
http://seesaawiki.jp/delion/d/
話数:全47話
ジャンル:エピック・ファンタジー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:中世
舞台:未登録
雰囲気:ダーク
展開:未登録
登場人物、ストーリー、設定のどれをとってもクオリティの高さと重厚さに驚かされます。初めて読んだときから完全にこの作品の中毒です。どっぷりはまること確実。細かなところまで作り上げた設定は小説の枠を超えて一つの世界、それこそ別の歴史と言っていいくらいです。登場人物も活き活きしていて、ただのキャラクターでは終わらない奥深さがあります。活躍する英雄たちもただ勝つだけではなく、苦戦し時には敗北する。そういったリアリティもまたこの作品の魅力です。
三国志や銀河英雄伝説などが好きな私にとって、なんてものに出会ってしまったんだ。そんな気持ちになってしまいました。これ、無料で読めるんだよね?思わずそうつぶやくほどの完成度。表現や構想、人物描写、全てがハイレベル。ところどころに挿絵があり状況の把握もよりしやすく、物語へと引き込まれていってしまいます。戦記物好きでしたら一読の価値は絶対にあると断言します。勉強させていただきました。今後共応援させていただきます。
英雄とは何ぞや?歴史上、名を馳せた者に与えられる称号也。だが、その英雄の影では生々しい人の欲が見え隠れしている……。英雄達の繰り広げる争いの先で、誰が勝利を掴む事が出来るのだろうか。この小説を貴方が見た時、ありとあらゆる視点からの壮大な戦乱の歴史を目撃することとなるでしょう。個性豊かなキャラクターと共に歩む信頼や裏切りの物語。貴方もこの歴史を目撃してみませんか?
もちろん異世界戦記なので信長はいません。しかしながら作者様の卓越した文章力によって、信長にも匹敵するかのような強烈なキャラクター達がそれこそ無数に出てきます。 ある者は「信」を、またある者は「覇」を唱え、混迷極まるディリオン王国を所狭しと渡り合います。ある時は手を組んでライバルを蹴落とし、またある時は裏切りでライバルを始末し、我こそが栄光を掴むのにふさわしいと必死で戦い抜きます。 はたして栄光を掴むのは誰なのか。掴んだ栄光にどのような意味を持たせるのか。完結が楽しみな作品です。 乱世とは弱肉強食であり、逆に言うと弱い敵は出てきません。あるのは力だけ。男たちは野望を胸に秘め、女たちはそれに振り回されると思いきや……? 正直な所、これ普通にお金取っても良いレベルだと思うんですよね……。戦記物がお好きな方には是非とも、そうでない方にも是非是非と、一読をお勧めいたします。
最早この文章を見た途端、私は思わず衝撃を受けました!完璧と言わんばかりの描写とオリジナリティある舞台設定と魅力あふれるキャラクターが揃っているとはとても凄いです!国造り、群雄割拠、英雄譚と言ったディリオンの歴史は読者を魅了させてしまうほどの価値があると、私は確信します。多くの英雄と呼ばれる者達の野望の物語、読んでみてはいかがでしょうか?
今、私たちが生きている世界でも不便なことあると思いませんか?ネット社会だから簡単にプライバシーが守れなかったり、個人情報が簡単に漏えいしたりします。その所為で「人」と「人」は憎み合います。さて、前置きはここまでにしてここからは本題です。最初に、この話はそれぞれの登場人物の「人」としての本性が書かれています。本格的な戦記なのでそれぞれの「人」の思いが交差して争いが起きます。今、これを読んでいる人はこの様な話は読んだことはありませんか?でも、ディリオン群雄伝~王国の興亡~は違います。前も書きましたが、これは「人の本性」が書かれています。なので、もし、あなたがこの話の場面に至った場合、あなたはどうするでしょうか。恐らく、話のようになるでしょう。そのくらい、話のリアリティーがあります。最後に私はあなたに伝えたいのです。「人」とはどんなに汚くいのかを。
この作品の特徴は、なんといっても登場人物の欲望の生々しさです。それぞれ胸の内に欲望を秘めながら、衝突し、欺き、もがくことで歴史の歯車が回っていく。その欲望が強く、頑なであるがゆえに、対立によって秘められた欲望が剥き出しになる瞬間、登場人物たちの人間らしさが際立って感じられます。そんな歴史の断片を丁寧な文章で、多角的に描いていることで、架空の世界であるディリオンにリアリティと重厚さ加えられています。戦闘シーンも素晴らしく、ぶつかり合う前線の兵士の叫び声から、思い通りにいかない戦況に対応を強いられる指揮官の焦りまで、こちらもその丁寧な描写で読者の頭の中に呼び起こさせます。この小説の中には、ディリオンを生きた人間の記録が、歴史そのものが描かれています。戦記物、歴史物に飢えてる方は是非とも御一読ください。
緻密な描写と、リアルな筆致で評価の高い本作、既に様々なレビューが投稿されています。どのレビューを拝見しても、「まさに」「そのとおり!」と、その味わい深さが納得できる作品です。この気高く、偉大なる作品を、あえて。あえて、『キャラ萌え』などと、低俗なレベルで語らせて頂く、この身の愚かさをお許し下さい。次代を超えて愛される素晴らしい作品は、例外なく、幅広い層のファンを獲得するものです。ええ、私は『銀英伝』だって、ラインハルト萌で読み切りましたし、『三国志演義』ですら、周瑜に萌えました。そんな卑俗な読み方ですら、懐深く受け入れてくれるのが、大作の魅力です。あなたは、誰に萌えるでしょう。若き貴族ジュエス? 冷酷なる覇者ランバルト? 狂乱の王弟セファロス?そんな賤しい読み方はしない方でも、愛すべき登場人物たちに惹かれる私の気持ちだけは、お分かり頂けるのではないでしょうか。
ここまで本格的な戦記物は珍しいと思います。登場人物の心情を丁寧に描いているのに押しつけがましくなく、ありのままの姿を生々しいリアルさ出かける高い文章力は秀逸です。戦闘シーンでは馬の駆ける音や武具、息遣いに至るまで聞こえてくるような臨場感があり、まるで自分がそこにいるような気さえしてきます。あらゆる立場・視点から語られることにより、歴史=そこに属する者たちの物語として、読み手は否応なくその作りこまれた世界観に魅了させられることでしょう。多くの英雄が現れますが、果たして最後に勝利を掴む者は誰なのか……。まだまだ激闘が続くディリオン軍雄伝。今からでも遅くはありません。ぜひあなたにもリアルタイムで読める連載中の「どきどき」「わくわく」を感じて欲しいです。
小説家になろうでは滅多にお目にかかれないくらいの本格的な戦記ものです。完成度が高くとてとネット小説とは思えないくらいです。架空世界を舞台にした戦争を描いていますが、チートも魔法もMMOもファンタジーな部分がないリアルな戦争や世界なのが特徴です。戦記といっても戦争だけじゃなく、政治や駆け引きや英雄同士の緊張感ある関係を生々しさ過ぎるくらいに書いていて、本当に飽きません。人の心の描写も裏の汚い部分までしっかりと書いていて、作品にうわべだけでない深みがあります。 登場キャラクターもみな個性豊かでこの世界に生きていると感じさせられます。 また世界観や世界設定も大変作り込まれていて、架空とはいえ重厚な歴史を体感できること間違いありません!国ごとに色分けされた綺麗な地図は眺めているだけて大満足です!作者のRima先生の深い知識に裏付けされた確かな本格戦記。ぜひともご一読ください。