評価:★★★★☆ 4.2
ある日押入れを開けると、乙女ゲームの世界に繋がっていました。
迷惑な神様の身勝手なしわざだったのだけど、それでも神様ありがとう。私は毎日、推しをのぞきに行きます!速攻身バレする隠密スキル0の主人公と、愛されスキル0の不機嫌系魔法使いのまったり日常系物語。
「お前が描く俺はまるで聖人のようだな。悪魔と言われて育った俺には程遠い……」
誰よりも綺麗な心と体を持つあの人が、優しい人だと、私だけが知っている。
オタク聖女(仮)は今日も推しの死亡フラグを折り続ける。こっそりと。(第7回ネット小説大賞一次選考通過 2019.4.3)
*本編完結済、番外編追加するかも *アルファポリス、カクヨムにも掲載
注意:残酷な描写あり
推しに会いたいから 押し掛け女房が 押し入れから転移して 推して参る 悲劇的な結末を迎える登場人物は過去の創作に事足りない。 それを救いたいと想うは主人公の女子高生もそうだが彼女のそれはちょっと常軌を逸していた。 ゲームの世界と家の押入れが謎のコラボ。ガチャゲーでもありゃしない。 推しの様子を覗き見る。それじゃ足りずに模写もする。愛が重すぎて迷惑ではと悩む。 彼は悩む。 そんなに優れていないから。 愛された覚えがないから。 滅ぶことを望まれている? そんなことはない。 空想現実世代も超えて人々の想いは続き、あの子を助けて助けたいと輪を結ぶ。 大いなる力を呼び寄せる。 無私の想いは奇跡を呼ぶ。 暖かな想いに悶絶し、闇も取り込め。 ひと、この幸せを『神』と呼ぶ。 是非一読ください。 ただし魔王モードのあなたは焼き払われないよう注意。