評価:★★★★☆ 3.9

 俺の名前はマサヨシ四十五歳。今は独身。分譲マンションに住み、それなりの会社でそれなりの仕事をし、それなりの給料をもらっていた。
 背、それなり?一メートル八十三センチ。ちょっとメタボな百五キロ。結婚はしたぞ?子供はいなかったけど。離婚したわけじゃないぞ?死別したんだ。
 老眼が進み、小さな文字はちょっと離さないと見えない。体も若いころのように動かなくなっていた。

 ある日、仕事への出勤途中でトラックの前を歩く子供を見つけた。どう考えても轢かれるタイミング。勝手に体が動き、子供を突き飛ばした。結果、俺が轢かれたようだ。痛みは感じなかった。
「まあ俺みたいな人生半分終わっている奴よりも人生はじめの子供が生き残るほうが良いよな……」
 俺の前に血だまりが広がる。あぁ、子供は泣いているけど元気そうだ。良かった。俺はもう死ぬんだろうなぁ。

 気づくとチューブスライダーのような中を進む感覚があった。遠くにあった光がどんどん大きく広がり、そして俺は小高い丘の上に立っていた。

※完結させる自信が無いため、書き直しを行います。
 そのために、一度完結済みにします。
 ご迷惑をおかけします。



登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:
雰囲気:
展開:未登録