評価:★★★☆☆ 2.5

 織女星(リュラ)が北辰の祝福を受け、南辰の水先案内人(カノープス)が極の宙で微笑む航海の女神(ポールスター)となって久しい。
 空に青い大気の層が厚くあり、大陸があったのは、もう大昔の話。それらの大陸はすべて海へと沈み、今はかつて天にそびえていたであろう山脈だったモノが、大海原に小さく散らばっているだけの、何も無い水の星。そのわずかに残るその大地でさえ、黒くすすけている。
 人々はこの星で生きていくために、自らの叡智をそそぎ、巨大な硝子の玉を海に浮かべその中に暮らしていた。

 少年と肺魚と機械人形は、まるで箱の船にも似た完全に管理された小さな世界で、日常を生きている。

改定版は「みずうみのうみの船-泡にたゆとう海の境(ウナサカ)へ-」の予定です。


話数:全9話
ジャンル: 

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族

舞台:未登録
雰囲気:
展開:未登録

注意:全年齢対象