青閃と銀閃の灰都探訪 完結日:2019年10月8日 作者:松脂松明 評価:★★★★☆ 4.1ある世界のある大陸。 そこにははるか古から存在する遺跡都市があった。 怪物達が住まい、常識の通じぬ恐るべき巨大灰都。そこを人々は魔都と呼ぶ。 未だに残る財宝を求めて、少数の酔狂者達はこの地を夢見る… ほら、今日もまた一人―― ※マグネット様でも同時掲載しております 話数:全102話 ジャンル:アドベンチャー エピック・ファンタジー 異世界ファンタジー 登場人物 主人公属性 男主人公 職業・種族 未登録 時代:中世古代 舞台:西洋 雰囲気:シリアスダーク 展開:未登録 その他要素 バトル 人外 刀 男の娘 鉈 注意:R15 残酷な描写あり なろうで小説を読む
かつて栄華を誇っていたであろう廃都、魔都カルコサ。有象無象の怪物が闊歩するこの都は、名声を求めた冒険者が攻略せんと集う場所となっていた。主人公 イサはそんな冒険者の一人である。富、名声、戦い、未知。この都に全てを求めた彼。貰った狼の面を被り、この謎めいた廃都の内部へと一歩足を進めるのだった――。この作品を語る上で外せないのが、その重厚な世界観だろう。謎多き魔都カルコサ、恐るべき異形の者達、そして命知らずの冒険者達――。本作品に漂う薄暗い雰囲気は非常に魅力的だ。描写力も非常に高く、この世界に十二分に引き込んでくれる。重厚なファンタジー小説が読みたい。この作品はそんな貴方の欲を満たしてくれる事間違い無しだ。
ストーリー、演出、構成、キャラクター、言葉選び。全部がいい。これだけ書ける人が素人だと僕は思いたくないが、もしそうならば今の出版業界は見る目がない。僕もなろうで書かせて頂いているが、この作者様の作品に関しては同じ作家目線ではなく、単純に読者目線でこれからも読ませて頂く。読者として書籍化されている本を読むことも多々あるのですが、本作はなんら遜色なく読者を楽しませてくれる。もし業界に見る目があるのであれば、青と銀も未来のどこかで書籍化されるはずである。