評価:★★★★☆ 3.5
ある日、「僕」こと八田場 千代子(※男子高校生)は、国語の神を自称する謎の黒猫に出会う。
「力が欲しいか?」と建前上は聞かれつつ、ほとんど押し売り気味に異能を授けられて、僕の左手は緑色に輝いた。
僕が宿した異能――「国語能力」は、全ての傷を癒す力「少年の日の思い出《グリーン・ディ》」
便利な力を手に入れてホクホク顔の僕だけど、あれ、周囲の様子がちょっと変?『私のものになって』(手を真っ赤に光らせて迫り来る不登校美少女)
『先輩のことを守るっす』(手を銀色に光らせて迫り来る犬系後輩)僕の日常を彩る女の子たちも国語能力を手にしていたから、さあ大変。
イチャイチャしたり決闘したり、僕の日常はあっという間に慌ただしくなったんだ。これは、国語能力を宿した僕が、女の子とラブコメしたり、絆を深めたり、運命に抗ったりする物語。
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:ざまぁ
千晶「さぁ、始まりました。なんとかラジオ出張版風レビューのお時間です。司会はあたし、最強にして超絶美少女の千晶(ちあき)と」充之「充之(みつゆき)です」 千晶「今回ご紹介しますのは『国語の教科書作品が異能になって僕の左手に宿ったら ~そうか、そうか、つまりきみはそんなやつなんだな~』です」充之「長いタイトルだな」千晶「作者である貸方さんの初投稿作品である本作も遂に完結を迎えました」充之「ふむ」千晶「主人公の八田場(やつたば)千代子(ちよこ)。あだ名はチョコ。名前だけ見れば女性に間違えられそうだけど、実は高二の男子。彼は不思議な黒猫から国語能力という異能の力を授けられます。それは全てを癒す能力、少年の日の思い出(グリーン・ディ)」充之「凄い力だよな。使いようによっては無敵かつ…」千晶「お時間です。また次回お会いしましょ~」充之「…お前の自己紹介のせいだぞ」
国語能力ってなんぞ?きっと皆そこから入ると思います。私はそうでした。ジャンルとしては現代ファンタジーでしょうか。国語能力なる異能を手にした八田場 千代子、通称チョコ君(カワイイ)の物語です。とかく彼は忙しいです。かわいいヒロインたち(ここ重要)と恋愛しながらに、国語能力を操る悪党どもをぶっ飛ばさなければなりません。そして、自分の宿命に果敢と立ち向かうことも……確かな筆力とキャラクター造形をもって描かれる本作。ラブコメ成分も豊富。私はこの部分が特に好きですが、だからこそシリアスも引き立ち、読み応えも十二分です。そんな本作もいよいよ佳境だそうで。どうせならですね。連載中から読まれて、最後までお付き合いされるのはいかがでしょうか?そんなつもりのレビューでした。オススメですよっ!
「僕」こと八田場 千代子(※男子高校生)は、国語の神を自称する謎の黒猫に出会うそして、「僕」の日常はその黒猫から「国語能力」を与えられた事を切っ掛けに、くるくると変わっていくこととなった。これは、そんな「僕」が「国語能力」によって、ラブコメしたり運命に抗ったりする物語。なお、日常ギャグときどきシリアスの模様。気楽に読めるスナック菓子の様な作品が読みたいときにお勧めです。ただし、止められない止まらないは自己責任です。Q:国語能力って何?A:国語の能力です。Q:国語能力について、気になるのですが?A:それなら、この作品を読めばいいと思います。Q:要するに、色々な作品のパロ?A:パロネタ多めのため、文学作品その他諸々を知っているとより楽しめます。Q:このレビューって、単にあらすじのパクりじゃ?A:まとめやすかったです。