評価:★★★★☆ 3.9
ノージック王国第三騎士団の非正規騎士レオナルド・バッカスは、四十歳の定年を前に、貴族である上司から、田舎の村の代官になってみないかと持ちかけられる。
税収はそれほどではないが、自然に恵まれ、領民たちは善良で、何より、おいしい田舎料理とどぶろくがある。平民出のレオナルドにとっては、貴族向けのおしゃれな料理より、田舎の素朴な料理のほうがごちそうだ。
願ってもない話に、レオナルドはその村の代官となることを了承した。
現地に赴任し、長年の騎士団務めの疲れを癒やそうと思うレオナルド。
だが、ある雨の日に、突然珍客が現れた。
公爵令嬢だという彼女は、レオナルドに出し抜けに言った。
「わたしをもらってください」と。
なだめようとするレオナルドだったが、彼女は引き下がらず、そのまま村に居着いてしまって――?※アルファポリスにも掲載しています。
時代:未登録
舞台:未登録
注意:全年齢対象