評価:★★★★☆ 4
21世紀が半ばを過ぎた頃、ある地方都市で「自殺クラブ」というイベントが密かに行われた。
生きる望みを失った男性、矢守令次郎はそのイベントに参加する。
しかし実は自殺クラブは、自殺志願者を義手や義足の実験体にし、
最後には殺害して臓器売買を行うという、危険極まるイベントだった。矢守は強制的に腕を切断され、義手を取り付けられてしまう。
だがその義手は常人以上の筋力を持ち、爬虫類のように壁へ貼り付く特殊能力を持っていた。
そんな彼を救ったのは「探偵」を名乗る底抜けに明るい少女、鷹見小春だった。
再び生きる希望を見出した矢守は、鷹見の助手となり街を蝕む事件を解決していく!
その他要素
昔から『あぶない刑事』などタッグを組んで問題に取り組む所謂相棒ものが好みです。この作品に登場する「鷹の目」を持つ少女探偵、そして事件に巻き込まれて両腕を義手にされてしまった主人公が、タッグを組んで探偵業を営む。鷹見小春は遠くから監視、矢守令次郎は強力な握力と壁に張り付く潜入工作。お互いを補い合う良いコンビになりそうですね。