好きだ、好きだと僕は泣いた 完結日:2019年9月27日 作者:百門一新 評価:★★★★☆ 4.3いつも絵ばかり描いている中学二年生の彼方は、唯一の美術部だ。夏休みに入って「にしししし」と笑う元気で行動力のある一人の女子生徒が美術室にやってくるようになった。ただ一人の写真部である彼女は、写真集を作るのだと言い―― ※「エブリスタ」様にも掲載しております。 話数:全13話 ジャンル:恋愛 純文学 青春 登場人物 主人公属性 少年主人公 職業・種族 中学生 時代:現代 舞台:学園 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 夏休み 涙 部活 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
私は何度も読みました。綴る言葉がスルリと頭に入ってきます。それだけ文章が上手く、状況が映画を見ている様に頭に映像として残るのです。この感覚は久し振りでした。上手い文章や美しい文章は数多くありますが、残る文章は少ないと思っています。主人公の彼の心が痛いくらいに伝わってきます。その後どうなったのだろうと想像を掻き立てられ、暫くぼんやりしてしまいました。この終わり方はこれで良い。下手にその後を書かない方がいい作品もある。私にとっては大切にしたい作品のひとつです。どうか数多くの人に読んで欲しいと思います。