評価:★★★★☆ 3.5
「それもーぉ!」
「それもって!?――令奈たん、何云いたいの?」
「付き合い、恋愛、結婚、始末、の意味だよ……」
「心友は何人居てもいいんじゃない。その四つは心をこめて愛するようになるから、あっちの人、こっちの人、にしていたら嫌われちゃうよ。一人に全力であげなくちゃ、1人から全てを貰わなきゃ。1人の人が全宇宙の存在のようにさ」
「キザだねw――でも知ってるじゃん。ねぇ! おねちゃん、このこと知ってる?」
「このことって?」
「今の話」
「訊かれてないから言ってないよ」
「好きって言われた?」
「好き好きってゆ言葉は信用しないんだ。好きって、ゆ言葉ほどアヤシイものはない、ゆ行動がホントなんだよ」
「うんうん!! だね!」
「それが青春の目的さ!……もしかしたら俺ら84年後がそのゴールかもね。受け売りだけどさ……」
「深い!」
「ああぁ。深くサラッとしたのが佳い恋なのかもな――深い、濃い、だけじゃそのメシは飽きて食いたくなるよ」
「う? 恋って食べ物なの?……うぅ、もしかしたら食べて栄養になるから『食べ物』かもねぇ……」
そこまで云うとは、女子って頭いーなーあー……。
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:全年齢対象